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初めてのことでも答えを導きだすためのたった4つのステップ

2018/10/02 代表ブログ

仕事を通じて「分からない」「知らない」「やったことがない」ということは日常茶飯事に出てきます。そもそも誰かが「やったことがある」「知っている」ことであればその人に頼めばいい訳ですし、それであれば大きな価値を提供していることには繋がりません。

ですので社会人として仕事をしていく上では「分からない・やったことがない事を独力でできるようにする」ことができない限り、どこかで必ず頭打ちになります。

恐らく社会人になり、10年以上の年の差の人が所属している組織に属すると先輩からいわれると思います、「自分で考えないとダメだよ」と。

人間は不思議なもので、相当意識をしていかないと、先達から言われるこういった科白というのは素直に受け入れられないもので、ついつい「分かってますよ」と脊髄反射で反発してしまいます。

これは自分で気づき、自らの意思でどうにかしようとしない限りは変われない、ということが一番の難問なのです。

老人はつい「こういうことを知っている」と言ってしまう

社会人の先輩で、しかも後輩に「自分で考えないとダメだよ」といえる人というのは、得てしてある程度以上に仕事ができる人です。

その科白をいう人は、過去に考えてぬいて答えを紡ぎ出してきた経験があります。その過程の苦しみや、乗り越えられた喜びを知っています。そしてそこまでたどり着いたからこそ「もし自分で考えられるようになっていなかったら・・・」ということが容易に想像でき、それに恐怖するからこそ、次の世代の人に「自分で考えないとダメだよ」言ってしまうのです。

ですが先に書いた通りで、受け取る側がその科白を私心なく受け入れられる状態でなければ、その科白は相手に届かないことが多く、ともすれば老人の説教とすら受け取られてしまいます。

一方ですぐに「答え」を言ってしまう「先輩の側」の人もいます。
ある程度相手には考えさせているのですが、結果として「答え」を伝えてしまっているのです。この時、下手をすると部下にあたる方は「自分で答えを導き出せた」という勘違い状態になる可能性があります。この状態にならないように、伝える方も「相手が答えを出す」まで我慢をしなければなりません。

やったことがないからできません」という人は遅かれ早かれ仕事の世界では後退していってしまいます。そして、そういう方は少なからず競争社会でどれだけ言い訳をしても逃げられない最後の部分に蓋をして逃げていることがほとんどです。

ですが「やったことがないからできません」と言わせるようになっている原因は上司側にもあり得る可能性を理解して部下と接する必要があります。年長者はついつい「それはこういうことだよ」「こうやれば失敗しないのに」ということを言ってしまいがちだからです。

知っていることと、できるということの違い

上司から「自分で考えて答えをだせるようにならないとだめだよ」と言われた時、「やっています」「分かっていますよ」と感じてしまう方は「知っているだけ」のステージにいる場合があります。

上司がその言葉を発するのは「口では分かっていると言うけど、仕事として求めているレベルに達していない」から言っているのです。

ですが、ここで難しいのが、言われた方は下手をすると上司が言っていることは全部「理解できている」のです。

言われたことは理解できているし、言われる前にすでに理解もしている。なのに改めてくどくど言われることで、無意識のうちに反感につながります。反感に繋がると相手の言葉を受け入れようとしないために、改善が進まず、ますます結果が伴わない「口だけの人」になってしまいます。

ここで大事なのは「知っていることと、できるというのは違う」ということです。

サービシンクで毎月月初に開催している全社Mtg(月初会)では、いくつか名村が大事にしている言葉を伝えていますが、その中で「ゲーテの言葉」の一つを紹介しています。

知ることだけでは充分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは充分ではない、実行しないといけない。

という言葉です。
ですが、冒頭で書いた通りこの言葉もその意味に「自分で気づき、自らの意思でどうにかしようとしない限り」は変化には繋がりません。

自分で答えを導き出せない人がもし「毎回言われてるけど、知っているし、分かっているよ」というスタンスであった場合、そのままでは伝わらないことをどの様にして相手に伝えるのか?を考えなければなりません。

自分で答えを導き出せるまでの4段階

自分で答えを導きだせるようになるには、いくつかの過程が必要です。

  1. 何が分からないかも分からないので、先達の上司や先輩に聞く
  2. 何が分からないかが分かってきたので、分からないところを聞く
  3. 分かっていると思っている事が本当に理解できているか不安なので、答え合わせとして聞く
  4. 概ね分かっていて、聞かずとも答えをだせ、行動にも移せていて、結果に繋げられる

これらを乗り越えていかない限り、自ら答えを導き出すことは難しくなります。この中で一番大変なのは「3番目の段階を乗り越えられるか?」ということです。

というのはは3番目のステージにいて、「分かっているつもりだったことが間違えていた」と指摘を受けた場合、その指摘は当人のプライドを逆なですることになります。

指摘された側としては、その際、

  • 理解が足りなかったと聞き入れる
  • 恥ずかしいので知ったかぶりをする

のどちらに自分の気持ちが傾くかで、その後の自分のあり方が大きく変わります。

ですが「理解が足りなかったへの指摘を聞き入れる」ということは簡単ではありません。
一回や二回の指摘であれば問題ないでしょう。しかしこの指摘が何度も続いたりすれば、素直でい続けるのは大変です。そして自分が理解できていると思っていたことに対して「それ、間違えているよ」とクライアントから指摘を受けたりすると、そのプライドはズタズタになります。

ですが、間違いは間違いなのです。どれだけ言い訳をしても間違いは正解にはなりません。相手の言う科白を我が事として聞き入れ、具体的に何が間違えていたのかを考えない限りその状態は変わりません。

そうでなければこう思ってしまうのです。「みんな分かってくれない」。

自分で答えを導き出せない多くの原因は基礎力の欠如

自分で答えを導きだせない方の多くの原因は、基礎力不足です。仕事での基礎力といえるものは「正しい情報の理解力」です。

まず第一となるのは、自分の業務や案件出てくる言葉や専門用語の定義へ正しい理解。

この部分への理解を曖昧なままでやっていると、いわゆる「知ったかぶり」になり、大怪我をしてしまいます。

もし正しい理解をしている人が相手であれば、「この人、意味を分かってないまま話している・・・」となり、自分の信用は自分の知らない間にどんどん毀損していきます。そしてある瞬間から、前触れもなく急に

「この人の言うことはいつも中途半端で、半分ぐらい分かってない話ばかりするからな」

という目で見られるようになってしまうのです。

これはどうしたらいいのか?といえば、中途半端にではなく、最低限の必要な情報を体系的に理解する努力が必要です。それを乗り越えていない限りは絶対に到達できません。

第二に、仕事における他者とのコミュニケーションの意図をできるだけ正確に汲み取る力です。

上司やクライアントとの話やメールといった手段でのコミュニケーションの意図の汲み取り方が曖昧であったり不正解な場合にもやはり大怪我をします。

「○○に話をして『分かりました!』という返事をするのに、いつも間違えている。周りは正しく理解しているのに、なんで彼だけ・・・?」

「人の気持ちは理解できるわけがない」という人がいるかも知れませんし、ある意味正解です。ですが、仕事で結果を出している人というのは相手から「そうなんだよ、こちらはそう考えていたんだよ、よく分かってくれたね!」といわれるから仕事につながっています。
相手のその真意が分からなければ「仕事につながらない」だけのことです。もしくは「安価にしたから仕事が取れた」ということになると思います。

ですので、持って回った正論を振りかざすのではなく、相手の意図を理解するための工夫や方法を考え出さないければなりません。

相手の意図を汲み取るためには、

  • 相手の立場
  • おかれている状況
  • 両者の関係性
  • 自分自分への相手の信用・信頼度
  • コミュニケーションで使っている単語

などの情報から判断していく必要があります。仕事では常に相手は端的に直球で返事をしてくれるわけではないからです。

これらの「情報を正しく受け取れる能力」が仕事における基礎力であり「仕事における情報を正しく理解」するために必要な事です。仕事において「状況を正しく判断できる情報をいかに正確に取得するか?」は必須条件であり、武器です。

これらが不足している上に「自分は理解ができている」という思い込みから、自身が導き出している答えが実際に求められているものとズレたものになっていくのです。

不足を知り、補完していく

一定の基礎力がついてきたとしても「知らない」ことは仕事をしていれば次々と出てきます。

新しい技術や方法論、世の中の価値観の変化などによって1年前に使えていた知識や感覚、状況がそのまま今も使えるというようなことはほとんどありません。しかし過去の成功体験にはどうしてもしがみつきたくなるのが人間というものです。

この「過去の成功体験」を手放し、「今の自分に足りないもの」を冷静に判断して吸収し続けていけるかが、仕事人として重要な部分です。

常に「自分は不完全である」という認識を心から持てているのであれば、新しく出会った技術や方法論に対しても、「そういうことか!」「なるほど!!」と新たに知ることができた喜びをもって接することができます。それができる方は人の何倍も早く成長をしていきます。

ですが、「なんだそれ?」「よく分からないなぁ・・・」「前に知ったアレと同じようなものでしょ?」と思って情報を受け取っていくと、それは身につかないどころか、「誤った情報」として自分に蓄積をしてしまうことになります。その積み重ねが「理解していると思ったら、実は間違えていた」ことに繋がってしまいます。

自分の中でセオリー(理論)化する

仕事において「分からないことができる」人に対して評価が高くなります。

分からない事を「分からないので教えて下さい」ということは間違えていません。ですが「こっちは分からなくて聞いているんだから教えろよ」「上司なんだから教えるのが当たり前で仕事でしょ?」という心持ちでいた場合、一定の年齢を超えると「あぁ、彼は常に答えをいわないとダメな人か」と判断されてしまいます。

この状態になってしまうと、その人は「答えを教えてもらえない事が不安」になってきます。また上司からすると「自分で答えを出せないから、責任のある仕事をさせられない」と判断をしてしまうことになります。

分からないこと、初めて遭遇する事態には、確かに誰かに答えを教えてもらいたくなります。しかしそれをこれまでの経験とそれを元にした洞察力から乗り越えていかなければならないのが仕事の厳しいところです。そのための方法論として「基礎力」を記載しました。

基礎力を地道に蓄えていき「分からなかったことが分かるようになった」といえる状態の指標といえるのは、あるテーマにおいて誰かに一通り話ができるぐらいに「セオリー(理論)化」できるかどうか?ということだと考えています。
これは何もセミナーに登壇してなにかを発表しなければならない、ということではありません。ですが、それが可能なぐらいに体系化して話ができないうちは自身の情報というのは「断片的な知識の塊」と考えてもいいと思っています。

断片的な状態が悪いわけではありません。仕事において完璧な知識を準備してから取り書かれる方が少ないからです。ですが、断片化されている状態と自分が認識できていれば「不足がある」と判断ができます。
そうすれば中途半端な知識と元に第三者に「知ったかぶり」をすることはなくなるはずです。

「知ったかぶり」をしない人間が、素直に上司や先輩に「分からないので教えて下さい」と言えれば、多くの場合は教えてくれるはずです。場合によってはクライアントですら教えてくれることがあります。(ただ、クライアントに言う場合「それをクライアント側に聞く?」というようなプロとしての資質を疑われる質問は避けるべきとは思います。)

そして「断片化されていた間を補完し、体系化してセオリー化する」ことが出来たならば、自らそのセオリーを元にして「これまでに体験してないことですら答えをだす」素地ができるようになると考えています。

そのための手段の一つは「プロとしてのブログ」を書くことです。
かしこまる必要はありません。また「他の人が書いているかもしれない」と考えすぎることもありません。まず自分が考えていることを文書化してみる。そうすればいかに自分の思考がまとまっていないかが分かるはずです。
もし単語・用語への理解が正しくなければブログ化したことで指摘を受けるでしょう。指摘を受けるのが怖ければ先んじて「○○って正しい意味は・・・」と調べるきっかけになるでしょう。その結果が基礎力の向上に繋がります。

ブログを書くかどうかは別としても、こういったことの積み重ねこそが、基礎力の向上、そして「分からない・やったことがない事を独力でできるようにする」ための道筋なのです。

下積みをするとか、苦労しなければならないというような根性論の話ではありません。仕事で「分からないことができる」ようになるのは、仕事をしていたら自然になるものではなく、狙いすまして何を効率的に学ぶかを考えていく必要がある、ということです。
要は「自分の必要とするもの」に対して「具体的な手段」を考え出し「それに対して行動を取れる」かどうか、だけのことです。

もし「自分で仕事を回せるようになりたい」ということを目標にしているのであればそれは目標ではなく願望です。願望は願いなので、行動で近づくものではなく、近づいてくれる事を期待しているものです。ですからいつまで経っても近づくことはありません。

目標近づけるために具体策を考え抜く、考え抜いたことを愚直に行動に移す。それができるかできないかが「分からないことができる人」と「答えを得てしまうだけの人」の差です。


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