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テレワーク(WFH)の「良い面・悪い面」の解説と、絶対備えておくべきテレワークが一般化する今後への7つの対策

2020/04/01 代表ブログ
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東京のWeb制作・ホームページ制作・システム開発会社サービシンクの代表、名村です。

本年3月に「新型コロナウィルスから始まった「人と会えない」社会からの次の10年の変化」という記事を記載しました。多くの方にお読みいただきましたが、それでもこれを書いている2020年4月1日時点の東京の状態を予測することは出来ませんでした。

また弊社のお知らせでも告知をしていますが、現在サービシンクでは全社での「テレワーク(在宅勤務)」を開始いたしました

テレワーク(在宅勤務/WFH)制度を導入していない会社が「常時テレワーク制度」を導入するには「就業規則」「賃金規定」などの変更、さらにはそれらの労働基準監督署への提出等が必要になります。規定の変更は労働条件の変更となるため、いくら緊急事態であっても、それを理由に「不利益変更」があってはなりません。

それゆえ、多くの企業では混乱が起こり、また「期間限定」の特例として「テレワーク(在宅勤務/WFH制度」を設けていることがほとんどではないでしょうか。(期間限定を明示している場合、一定の条件で業務形態の変更は可能です。詳細は社労士等にお聞きください)

そういった労務規定上の問題がありながらも、現在は東京都からも「在宅勤務」が推奨され、さまざまな会社でテレワーク制度が導入しているかと思います。
大企業でも、2020年2月26日から電通や資生堂が一斉にテレワーク勤務に移行をしております。

IT業界では比較的受け入れられやすい「テレワーク(在宅勤務/WFH(Work From Home))」でもあり、SNSなどでは好意的に受け入れられているのですが、果たしてそうでしょうか。

今回はテレワークの今後の予測について書きたいと思います。

テレワークでのプラスとマイナス

新型コロナウィルスへの対策として一気に広まりましたが、テレワーク自体は「勤務形態」の一つでしかありません。そして万人に当てはまる働き方というのも有りえません。

そのためSNS等で好意的な意見が多い一方、「テレワークは自分にあわない」という方も当然のようにいます。好意的に感じている方はあくまでそれが「自分に合っている」ということです。

テレワークになり「周りに人がいないことで集中できるようになった」「通勤のストレスが減った」という変化があると思います。

「集中できるようになった」「ストレスが軽減された」人が感じていた「ストレス」は霧散するわけではありません。短期間の変化は必ずそれがどこかに跳ね返っています。「変化」には必ず「作用と反作用」が存在するからです。

「テレワークになって普通に仕事ができている」と思っている場合でも、必ずその反対に「それまで感じていなかったストレス」や「役割として担うことはなかった作業負担」を負っている人が生まれているはずなのです。

その多くは「家族」側に跳ね返っています。

今までは「出勤によって日中は不在になる人」が常に在宅しているのです、「掃除や洗濯」といった家事をおこなう上では当然邪魔になることでしょう。お子様がいらっしゃる家庭では「仕事の邪魔にならなように子供をあやさないといけない」といったことが起こっているかもしれません。

在宅でのテレワークのイメージ

では「独り身」の人は誰にも反作用がないのか?といえばそうではありません。

世帯を持っている持っていないに関わらず「出社をしなくなった」ことで会社のバックオフィスやマネジメント側にとっては「会えばできていたこと」への負荷が確実に上がっています。これはマネージャーの管理・監督の話ではなく、一定の人数の組織では「オフィスに集合しているからこそ効率化されていた作業」が存在しています。

この時、もともとテレワーク制度を導入していない企業に就職をしているのであれば「集合することの効率化自体が、労働者の苦労の上に成り立っていたものだ」という議論はまた別の話です。その企業の「効率化」の方向が以前はどこを向いていたか?という話だからです。

つまりテレワークの導入によって、企業のバックオフィス(総務・経理・人事など)の部署は、急激に業務負荷が上がっていることになります。

業務負荷の増加は単位時間あたりにこなせる「作業量」に跳ね返り、同一人員であれば「残業時間の増加」、作業の工期を伸ばさないならば「人員増強」に繋がります。

「増えた作業内容の見直しと効率化」は検討されるべきですが、短期的におこなえるはずもなく、最終的には「人件費の分配」に繋がります。

結果としてテレワークをしている方々の「業務責任の増加」に必ず繋がっていくことになります。

企業側の立場で考えてみれば、

  • 集中しておこなえるようになった・ストレスが下がった
    →結果として業務の量か質があがるはずなので、出社時と同じ結果では「効率的に作業が行える環境になっているのに成果が上がっていない」ということから評価が下がる
  • 出社時と業務は何も変わらない
    →テレワーク制度を廃止しても問題はないので、テレワーク制度は廃止になる

となります。

ですので「テレワークの方が業務効率が上がった」という答えの場合、必ず「出社をした勤務形態」のときより「背負う結果責任が増える」のです。
テレワーカーはその増えた責任を背負わなければ成立しない話なのです。

そうでなくてもテレワークは四六時中自分の仕事状況を見られるわけではありません。「途中にどのように仕事をしているか?」を見られない以上、頑張っている頑張っていないは全て無視され、最終的な「結果」でしか評価されなくなります。

また一般的にテレワークは裁量労働になります。
つまり定時の「8時間労働」でなくていいのです。逆にいえば終わらないからといって8時間を超えてやらなければならなかったとしても残業はつきません。(深夜早朝、会社の定める定休日の業務には残業や休日出勤手当はつきます。)

想定外の稼働が発生した場合でも評価者は定量的に判断できる理由でなければ認めることができないのです。要は「本当に想定外たっだ」のか「サボってた」のかが分からないからです。

つまりテレワークになると必然と「結果を出せる人しか生き残れない」という世界になります。だからこそ「働き方改革」で推奨されていたのです。「結果が出せない人」に言い訳をさせず逃げられない様にするため・・・。

これも何度もこのブログでは書いていますが、これは現状の多くの日本人には気質として合わないはずです。それゆえ私は「働き方改革」は現状のままでは失敗すると思っています。

手放しで「通勤」や「社内で人と会う」といったストレスが減った、と喜べる訳ではないのが、テレワークのプラスとマイナスなのです。

そもそも推進され続けていた「働き方改革」が根底にある

前段までの話を「企業側がまた無理を押し付けてくる論点だ」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そもそもこの「テレワーク制度」は前述のとおり、ここ数年推奨され続けてきた「働き方改革」の一つの答えです。

「通勤等の無駄を省いて効率的に働き生産性をあげる」

しかしこのブログで私は何度も書いていますが「働き方改革」は最終的には「完全結果主義」へと向かっています。

要は「途中の頑張りや努力といったものは除外をして、数字で分かる結果で評価をする」という流れです。

これは昨年「働き方改革の結果「頑張るべき時に頑張れなかった」未来への対応のため「ポジティブに諦める」方法」の記事で書きましたが、「働き方改革」は決して労働者側だけを守るものではなく、国の施策として打ち出されている以上、

なぜなら「働き方改革」はそもそも「生産性を上げる」ことが錦の御旗です。ですので結果的に求められるのは「生産性」であり、それは最終的には定量評価に落とし込まれるはずです。

「働き方改革しました。GDP、GNPが下がりました」では通らないからです。

ということが根底にあるはずです。

在宅でのテレワークのイメージ3

その前提で考えるならば、今回の一斉テレワーク導入は、国としてははからずも望んでいた結果になっているのかもしれません。

テレワーク制度の今後

今回の新型コロナウィルスへの対策から始まった「テレワーク制の導入」ですが、今後新型コロナウィルスの騒ぎが収束したとしても、この流れが変わることはないと考えます。

前述のようにテレワークの方が本当に効率的に業務をこなせる職種の人は存在します。

その時「出社しての業務となるとテレワークに比べ、業務効率が落ちますけど出社をするのですか?」と言われたら、企業側はおいそれと「はい、それでも出社してください」とはいえないはずです。

このことを考えれば、多くの企業で正式な「テレワーク制」導入が多くの企業で進む可能性が高いはずです。

現在は「働き方」の大変革が起こっています。そして今後、継続的にテレワーク制が一般的な働き方になってくると思います。

では、それが一般化した今後はどうなるのでしょうか?
私は一つの仮説を立てています。

現在はまだ「勢い」でテレワークをおこなっている

現状は新型コロナウィルスへの対策としてテレワーク制の導入がなされました。
その意味ではどこかでテレワークという新しい働き方に「イベント」や「遠足の前日」のような、なんともいえないワクワク感を感じている人もいます。

これは「テレワーク」自体が完成された働き方ではないため、日々「椅子を変えたら?」「テーブルを買ったら?」といった方法の改善やゲーム的な要素があるからです。そういった工夫や改善が得意な人は恐らく数週間はなんともないでしょう。

一方でそういったことには特に興味がなく「仕事を淡々とこなす」ことが得意な人にとっては、すでに苦行に近い状態になっているかもしれません。

前者の改善することを考え、現状に楽しめるという方は、ある種ストレス耐性が高いのかもしれませんが、限界はあります。人間のストレスへの対応に関してはこの記事にある「汎適応性症候群の経過」を見ていただけると分かりやすいかもしれません。

ストレスを受けてからバテるまでの変化図が分かりやすい。責任感強い人ほど要注意「初めは抵抗力が高まるが、長期化すると病気にも繋がる」
https://togetter.com/li/1486245

私はテレワークが常態化による問題が「社会問題」として顕在化してくるのは多くの方が抵抗期を超えた後、早くて2020年の秋頃ではないかと思っています。

もしかしたらその頃には「テレワーク鬱」や「テレワーク適応障害」といったことが健在化しているのでは?と感じています。

在宅でのテレワークのイメージ2

その時までに我々は「テレワークが普通に存在している」時代に適応去せる方法を考えなければなりません。

テレワークへの対策

テレワークへの対策として難しいのは「会社と自分」だけではなく、これまでには仕事に直接絡まなかった「家族」といった要素が入ることです。それ以外にも「通勤時間」という代価を払ったが故に「会社のスペース」という代償を得られていましたが、それがなくなることにも問題が出てきています。

1.家族の問題

もちろん家族の問題はマイナスばかりではありません。

これまで「平日は家族との食事の時間がなかなか取れなかった」「家事を分担できる」というメリットもいると思います。

一方で、冒頭で書いたように「自宅には不在だからこそできること」も家族間の中ではありました。
どちらかが専業主婦(夫)をしている場合には、不在だからこそどれだけバタバタと音を立てても問題なかった家事が、在宅で「仕事をしている」となるとおいそれとできなくなるでしょう。
ましてや隣の部屋で「テレビ会議(テレカン)」をしているとなればなおさらです。

こういったことがテレワークにおいては発生することは、家族間で「どういったワークスタイルにするのか?」について常に話し合いをしておくことが肝要であると思います。

2.自宅でのワークスペースの問題

今回弊社でフルテレワーク制に切り替える上で、事前に「希望者のみのテレワーク化」としておりました。新型コロナウィルスへの対応としては甘かったのかもしれませんが、一方で、自宅のワークスペースの問題も同様に切実だったからです。

  • 自宅に未就学児がいる
  • 仕事部屋として仕切られた部屋を作ることができない

といった条件の人にとっては、テレワークが選択性なのであれば「テレワークはしない」という選択をします。
現実的に自宅での仕事は無理だからです。

笑って話せる例でいえば全世界で有名になった「BBCパパ」がいらっしゃいます。
自宅の書斎でテレビ出演中にお子さんが書斎に入ってくるのですが、釜山大学校のロバート・ケリー教授の何とも言い難い顔をしての受け答えは一躍世界に広まり、好意的に受け止められたため、2018年度「ブロードキャスティング・アワード」のタイムラインTVシーン部門受賞といった形になりました。

しかしこれは極めて稀な例です。
多くの方はテレビ会議中に掃除機の音や子供が周りにくることは、なかなか困った状況となってしまうはずです。

これもしばらくすれば、「まぁ、自宅でテレワーク中ですしね」と世間が認める流れになるかもしれません。しかし現在の過渡期においてはまだまだ問題になるでしょう。

また社内外を問わず、テレビ会議(テレカン)になった時に、背景に自宅が見えることを避けたいと思う人もいます。

特に女性にはそれが顕著でしょう。テレビ会議(テレカン)のツールによっては「背景を自動的に別の背景に合成してくれる」機能があったりします。

zoom バーチャル背景 の紹介ページ

それでも・・・気分的なもので嫌は嫌・・・となればどうしようもありません。

では日本の住宅事業で「テレワークのための部屋」を今日の明日から用意できるか?といえば、多くの場合はNOではないでしょうか。

そもそも「自宅」は「プライベートスペース」であり「リラックス」をする場として存在しています。そこに「仕事・ビジネス」を持ち込むのですから、切り分けるスペースがあるはずがないのです。

東急ハンズでは「カカポ」という紙管の骨組みとダンボールの壁を組み合わせてプライベートスペースを作れるキットが展示されていました。

きみは東急ハンズで秘密基地の夢を見たか!?
https://cacapo.jp/news/1347/

きみは東急ハンズで秘密基地の夢を見たか!?第2弾!!
https://cacapo.jp/news/1595/

音はともかく、せめてこういったものでプライベート空間を作らないと、自宅で仕事を集中して仕事を行うのが難しいという人もいるのではないでしょうか。

恐らく今後テレワークが一般化していく上で「DEN」や「書斎」といったスペースを最初から組み込んだ「テレワーク対応住宅」といったものが出てくることが想定できます。

 DENとは、巣・洞穴を意味する英語から取られた言葉で、書斎などの趣味を楽しむための部屋のことを言います。
 DENという言葉には、広さや形の基準が定められておらず、納戸やサービスルームとの明確な区別はありません。
 ( https://www.homes.co.jp/words/etc1/525000713/ より抜粋)

書斎・DENのイメージ

引っ越しを考えている方は「DEN」「書斎」や場合によっては仕事部屋にできそうな「ウォークインクローゼット」空間がある家を一つの基準にするのも手だと思います。

3.自宅でのインフラの問題

テレワーク化に伴い顕在化したインフラの問題としては、

  • オフィスのウォーターサーバで飲んでいた水を自宅で飲むようになった飲料代
  • 自宅作業による電気代、通信費の負担増

といった部分ではないでしょうか。

これらは恐らく「通勤手当」とのバータで「テレワーク手当」といった形になるのではないかと思いいます。しかしまだ制度的に未整備である以上、各社によって見解が分かれるところだと思います。(弊社でも、新型コロナウィルス対策として感染予防を優先し急遽2020年3月30日からテレワーク制としたため2020年4月1日時点ではこの部分は未整備です)

またスマートフォン全盛の現在では、自宅ではネット回線を敷いていない人もいます。その場合スマートフォンでのテザリングではあっという間に「ギガ不足」になってしまいます。

テレワークになり「テレビ会議」をおこなえば通信量は一気に増えます。通信量を減らすために「動画は切って音声だけ」にしたらどうでしょう。いよいよ周りの人はその人の健康状態や心情といったものが読み取れなくなります。
結果として前述の「テレワーク鬱」や「テレワーク適応障害」といったことに繋がりかねません。

テレワークは「結果提出」と「テレビ会議」がキモになってくる以上、これらの自宅のインフラ問題についてもテレワークのため検討が必要になります。

4.会社のインフラ問題

セキュリティを強化している企業においては、通信環境をセキュアに保つために「VPN(Virtual Private Network)」での接続を求める会社もあると思います。全員が常時接続をすることを前提にしてVPNインフラを構築していれば問題ありません。しかし営業先から「必要な時に使うため」の設備だった場合は問題です。

VPNで収容できる人数限界を超えてしまい、接続ができない、ということも起こります。またそもそもVPNを構築できないといった会社様もあるかもしれません。

どちらにしても「今日の明日から利用しなければならない」といったことが今回起こっている中で、テレワークのためにはオフィスのインフラについても検討が必要になります。

5.命の危険がおよぶ運動不足の問題

テレワークになった場合、極度の運動不足におちいる可能性が高くなります。技術職の方は特に顕著です。出社をしていた場合、会社の隣に住んでいる、車で通勤をしている方であっても、オフィス内でトイレに行く、ランチに行くといったことでも「自宅の中で完結」するよりは遥かに動きます。

ましてや出勤がある方はそれなりに歩くことになります。運動不足で「太る」といったことに目がいきがちですが、そレ以上に危険なのは「エコノミー症候群」です。

窮屈な座席で長時間同じ姿勢のままでいると、血の流れが悪くなり血管の中に血のかたまりが作られ、そこに痛みや腫れが生じることがあります(深部静脈血栓症)。血のかたまりがはがれ、肺の血管につまると、胸が痛い、呼吸が苦しいなどの症状をおこします(肺塞栓症)。肺塞栓症は、程度が重いと死亡する可能性もある重大な病気です。

技術職の方が集中して仕事をはじめると自席に延々と座ったままになります。この時まさにエコノミー症候群になる条件がそろってしまいます。単に太る・太らないという話ではなく、血栓ができ、大きな病気になりかねません。

企業側としては出社のための移動、また在社時の健康管理は管理ができますし、そこでの事故等は当然労災がおります。しかし「テレワーク」の時の就業については管理ができません。

現時点で「テレワーク」を積極的におこなってきた企業、人はそういったある程度の「自己管理」も自分の日常になっています。しかし今回は外的な事情から「普段は出社をしていた人の強制的なテレワーク化」です。通勤という「運動」がなくなることを想定していない人にとっては「自己管理」の必要性は認識されていません。

また「テレワークのコツは気持ちを切り替えるため、出勤するときと同じく、着替えること」を守っている方もいると思います。その時「スキニーフィット」系のパンツ(ズボン)を履いていれば、エコノミー症候群の可能性は一層高くなってしまいます。

またテレワークをしている方で、住宅の事情によっては「座卓+あぐら」というスタイルの方もも同様にリスクは高くなりがちです。

エコノミー症候群は命の危険にもつながりかねません、恐らく事例が出てくるまでは社会問題として認知されないと予想されます。

テレワークをしていてこれをお読みいただけた方はぜひ10分でも20分でもいいので、足回りの運動や散歩(新型コロナウィルスが収まるまでは人と合わない場所を選んでくださいね)をおこなうことをオススメします。

6.人と実際に会わない問題

独身の人にとっては、前述の家族の問題はピンと来ないかもしれません。また「自分には関係ない」と思うかもしれません。

しかしテレワークになり、テレビ会議はしているものの、実際に「人と会わない」ことに対して「不安」を感じる人もいます。

SNSを見ていると「人と合わない不安から、無理やり理由を作って出社した」という人も実際にいます。(新型コロナウィルスの対応中としては、気持ちは分かるのですが大いに問題がある気がします・・・)
「人と会わない」ことの方がストレスになる人がいるのです。

在宅でのテレワークのイメージ4

もちろんそれをストレスに感じない方も多数います。テレビ会議で顔を見ていることで十分に距離感を保てる方です。

しかしこれはまた別の肉体的な問題をはらんでいます。

テレビ会議・・・しかもこれを音声だけでおこなっているとなれば、実際に人と会うのは「近くのコンビニでの買い物」といったものに限定されてくるはずです。

そういった人は肉体的に「表情筋」が衰えてきます。

笑顔や困った顔など、画面の表情筋を使わなくなると、頬の筋肉が衰えてきます。頬の筋肉の衰えは口角を支えを弱くし、への字口になります。また目を見開く事も減るので、目尻が下がってきます。

また会話の量が減るために、口の筋肉・舌の筋肉が衰え、滑舌も悪くなり、マイクを通して話をするにしても「何を言っているのか分かりにくい」ということが徐々に起こってくるようになります。

結果として「表情がものすごく乏しい人」となってしまいます。もっと言えば「仏頂面」やステレオタイプな「老人顔」になる人もでてくることになると思います。

(いわゆる「絵に書いたようなおじいさん・おばあさんの顔」は表情筋の「頬」の筋肉が弱って落ちてくることで口角が下がった結果です。頬の筋肉が弱っているので、唇の中央部を上下にしか動かさないため音声が口腔内に籠もります。その結果が「おじいさんのような喋り方」です)

私が以前に俳優・声優をしていたことからの知見ですが、顔面の筋肉を使わなくなる以上、この結果は必然です。

「テレワークは運動不足になる」というのは「散歩」や「ジョギング」をで解消ができます。ですが「人と合わない」ことで表情筋を動かさないことは「運動の為の運動」では養えません。

「人と実際にあって会話をする」ことは想像以上に表情筋を使っているのです。

在宅でのテレワークのイメージ5

7.伸びる人がとことん伸びる環境

テレワークになれば「裁量労働」となります。現在は「働き方改革」もあり、たとえ労働者側が本当に本人の意思だったとしても、会社側はタイムカードを押した後に従業員を在社させることはできません。帰らせなければならないのです。

しかし中には「20代のうちに積めるだけの経験を積みたい」という人もいます。そういった人にとってテレワークは「業務でやるべきことをすれば」あとは会社のマシン、社内の過去の提案書や資料、そういった物を利用して勉強もいくらでもおこなうことが可能になってきます。

また業務によっては「このままやり続けた方が効率的」という仕事も止めることなく進めることも可能です。

結果として「伸びる意志」があり「行動を起こす」までできる人はどんどん伸びる可能性がでてきます。

やる人とやらない人の差が極端に開いてしまうのもテレワークの一つの結果になると思います。

テレワークで起こる「ワークライフバランス」の終焉と「ワークライフインテグレーション」の台頭

テレワークが常態化してくると、前述のような問題が顕在化してくると想定しています。

これまで「オフィスに出社する」ことを当たり前としていた時代から「働き方の大変革」が起こっている以上、これまで経験したことがないことが起こるのは当然です。

そしてテレワークとなって一番顕著に現れるのは、

  • ワークライフバランスという価値観のの終焉

です。

ここ数年「ワークライフバランス」という言葉はモテはやされました。

「仕事は仕事、プライベートはプライベートとしっかり分けるべきだ」ということでした。それはこれまでの「滅私奉公」ともいうべき日本の働き方のアンチテーゼでした。

しかし、テレワークでは「仕事とプライベート」の境界線は極めて曖昧になってしまいます。当人にとっては線引きができていたとしても、その周りの人にとっては「出社」「帰宅」といったイベントがないため、「いつから仕事をしてて、いつ終わったのか?」を測りかねることでしょう。

そういった働き方を反映してなのか、近年欧米では「ワークライフインテグレーション」という考え方にシフトしてきています。(そもそも「ライフワークバランス」も欧米から入ってきた考え方ですが)


ワークラーフインテグレーションとは、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を別のものと分けて考えるのではなく、人生の構成要素としてあえて境界線を設けず柔軟、かつ統合的にとらえることで、双方の充実を求める働き方のこと
https://bizhint.jp/keyword/100838 より抜粋)

私自身は、そもそも「人生というタイムライン」は一つしか無く「仕事中」「プライベート中」と分けて考えると「両方でそれぞれ優先度1」が発生した時に競合(コンフリクト)してしまので、分けて考えるということをしたことはありませんでした。

その意味では、いわゆる「ToDoリスト」も多くのツールで初期設定にある「仕事」「プライベート」を使ったことはありません。

一方で「仕事のために生きているわけではない」という価値観はもちろん理解できます。

しかしその「仕事をしている時間」も自身の人生の時間です。ワークライフインテグレーションとは、その「仕事の時間も充実させる」方が人生としては健全である、という考え方でしょう。

テレワークが広まり、仕事とプライベートの境界が曖昧になってきた時、自身の「働く価値観」「生きる価値観」の新しい価値基準が生まれてくると感じています。近い将来「ワークライフバランスは古いよね」となるはずです。

新型コロナウィルスの問題から「テレワーク」化のへの転換、さまざまな働き方を変えることになり、その変化に我々は適応していく必要があります。

現状「人類すべての問題」である新コロナウィルスへの対応を行いつつも、これからくる未来への準備も怠らないようにするきっかけと慣れば幸いです。


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1996年からWebサイト・ホームページ制作・システム開発をおこない続け、2000年〜はHOME'Sを始めとした不動産業界のWeb制作を20年に渡っておこなってきたサービシンク代表の名村のブログは下記からご覧いただけます。

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