2020.01.28 採用ブログ

【未経験からでもエンジニアになれる!?】学生・企業共にベストマッチングを目指す為、新卒採用にリモートインターンを導入した話

【新卒採用】未経験からでも始められるリモートでのプログラミングインターンについて解説!

東京のWeb制作・ホームページ制作・システム開発(SIer)会社のサービシンクの石井です。

2021卒採用が昨年9月にスタートしました。毎年2名のWebエンジニアを採用しており、2021卒は4名採用予定です。

Webエンジニアは総合職とは違い、専門性が求められる職種の為、選考フローも総合職のそれとは違いがあります。そんな専門性が求められるWebエンジニアですが、サービシンクでは文系理系問わず未経験の方でも採用しています。

未経験の方でも採用していますか?と学生から聞かれることが多いので、今回はサービシンクの新卒採用の中身をご紹介します!少しでもご興味を持って頂けた方は、ぜひ「お問い合わせ」から「採用について」を選択してエントリーしてください!

 

そもそもWebエンジニアは未経験でも始められるの?

サービシンクでは受託事業をメインにビジネスを展開しております。主に不動産会社様の表面となるホームページ制作から、中身のシステム開発を行っており、新卒はシステム開発を行うWebエンジニアを募集しています。

よく学生から「経験が無い文系でもWebエンジニアになれるのか?」と聞かれますが、結論誰でもなれます。未経験とは言えども、1日8時間プログラミングをしていれば否が応でもスキルは身につきます。弊社のエンジニアチームも、全体の比率で見ると文系が理系に比べて高いですし、新卒で初めてWebエンジニアとしてプログラミングを始めたメンバーも少なくありません。

楽器やスポーツと同じで「楽しくなってきたと思えるまでの実力」を如何に早く身に付けられるか?が大事で、プログラミングも最初は誰もが黒背景に並ぶ横文字を見ては「うわ……難しそう自分に出来るかな?」と思う訳です。


なので経験があるか無いかで悩むのではなく、Webエンジニアがどういった仕事をしているかイメージする為に、まずは一度プログラミングに触れてみることをオススメします。冒頭でも書きましたが、総合職とは違い専門性が求められる職種かつIT業界は変化の早い業界なので、常に自学をしなければいけません。やってみたいと同時に向き不向きの見極めも必要です。

 

未経験でも採用しているのであれば、何を基準に採用しているの?

採用基準1:根拠建てて物事を組み立てる能力、思考力を持っているか

以前インターンに参加した文系の学生で納得したケースがありました。その方は歴史を勉強している文系の学生でしたが、歴史の因果関係を紐解いていく作業とプログラミングの組み立てをしている作業が似ているので、大学の授業とは関係ないけれどWebエンジニアになろうと考えていて、プログラミングが楽しいと語っていました。


18年4月に中途入社した清水も、文系出身ですが、社内ではメンターや新卒採用でも学生の前に立っています。そんな彼は幼少期からパズルを組み立てることが趣味で、変わった形の石を集める趣味もあったようです。18年卒の藤原も、エンジニアでありながらも模写を得意としていたり、異常な速さでルービックキューブを組み立てたりもします(笑)

そういった意味では、パッと見たものを頭の中で立体的に組み立てて、形にしていくことが好きな方には向いていると言えますね。

採用基準2:本物志向であること

2つ目の基準は、本物志向かどうかです。1つ目の基準と比較すると「そんな感覚の問題なの?」と思われがちですが、Webエンジニアにとっては大切です。理由を説明します。


昔から言われていることですが、特にここ数年IT人材の不足が問題になっており、人口減とは反比例してシステム案件が増えているのがわかり、売り手市場と捉え学生がIT業界に志望するのも頷けます。ですが同じように考えている学生が山ほどいて、同じように考えている社会人も山ほどいて、2020年から始まるプログラミング教育の義務化により更に若い人材がIT業界に入ってきます。

そうなるとIT業界で活躍し続けることが出来る方は、常に成果を発揮できる方のみとなり、検索エンジンから拾ってきたソースコードを使うコピペエンジニアではなく、Webエンジニアという仕事を好きでやっていて、仕事以外でもプログラミングのことを考えてしまうような方です。一昔前「意識高い系」と比喩されたりもしましたが、如何に仕事を自分の好きなことに転換出来るかが大事です。

採用基準3:挑戦する姿勢

3つ目の基準「挑戦する姿勢」です。こちらも理由を説明します。


就活生に就活の軸を聞くと、必ず回答するのが「どれだけ成長出来るか?」です。改めて成長とは何か?を定義したいのですが、できなかったことができるようになったと定義するのであれば、成長は新たな挑戦をしないことには得られません。かつ2つ目の基準で話した、同世代だけでなく上の世代・下の世代からもライバルが今後IT業界に増えてくる話を考えると、基礎を踏まえた上で誰もがやったことない挑戦をしないといけません。

実業務以外でもWeb系のイベントでの登壇をすることで、アウトプットをしてセルフブランディングをし、副業に結びつけ経験値を高めるのも良し、社内で転がっている案件全てに手を挙げてとりあえずやってみるのも良し。不安は当然ありますが、必死で頑張る若手を周りは見捨てません。新卒採用を経年で行なっている会社であれば尚、先輩は若手教育にも慣れてます。また新卒は少しの失敗も許される貴重な1年です。無謀だと思える挑戦が自分を引き上げてくれるので、機会を逃してはいけません。

 

2021卒採用から大きく変わった新卒選考フロー

3つの採用基準を明確に見極める為に、新卒採用の選考フローは2021卒採用から大きく変わりました。

過去:①会社説明会 ②一次選考 ③最終選考
現在:①1dayインターン ②リモートインターン ③一次選考 ④最終選考
人員:人事だけでなく、エンジニアも新卒採用にジョイン

その中でも特徴的なのがリモートインターン、通称Remote discussions(リモートディスカッション)です。

リモートインターンとは

経緯としては、2020年採用を行う中でWebエンジニアへの向き不向きを、2回の面接だけでは判断が出来なかった為です。リアルでは無いものの物づくりをする我々としては、面接時点でプログラミング経験がない学生の選考判断を下すのは難しく、無料のプログラミングサイトを案内していました。ただ就活の忙しさから進められなかったり、プログラミングに触れたことがない学生にとっては高いハードルだったようで、離脱してしまう学生が一定数存在してました。

そこで考えたのがリモートによるプログラミングインターンです。

  1. 1dayインターン参加後に、登録用のURLから会員登録を行う
  2. 会員登録が確認出来たら、メンターのエンジニアから課題が付与される
  3. 1週間に1度ご来社頂き(一都三県以外に住んでいる学生はビデオ面談)フィードバックを実施
  4. フィードバックを3回〜4回経て人事面談を実施し、今後の選考を希望するかのヒアリング
  5. 選考を希望し内定承諾した学生は、リモートインターンを再度始める事が可能

このリモートインターンを行うことで、

  • サービシンクとしては、1ヶ月間課題を解いて貰うことで、思考の癖やプログラミングに対しての興味度合いを知ることで、選考判断を明確に行える
  • 学生としては、入社したら共に働くであろうエンジニアが1to1でメンターに付くことで、口頭ベースだけでは伝わらないリアルな先輩像を知ることが出来て、選考に進むかどうかの判断材料にできる。また1to1で1ヶ月メンターがつくので、独学で学ぶのとは違い躓かずに学べる

といった部分が達成されます。

学生に課す課題は、初級・中級・上級と3段階を用意しており、事前にGoogle formで回答頂いた内容に応じて課題を付与している為、経験の有無に関係なく受講が可能です。1to1で現場エンジニアがメンターに付くので、1ヶ月の受入上限人数も設定しており、12月は早々に埋まり2月生も数名決まりつつある人気のインターンです。名前のとおりリモートインターンなので、PCとネット環境さえあれば海外からでもインターンへ参加出来ます。

 

1月に1期生が卒業しました

1月中旬に1期生が卒業を迎え、最後に人事面談を行ったのですが……ポジティブな意見が圧倒的に多く、選考を希望する学生もいました!慈善事業ではないので結果も大事なのですが、サービシンクの選考を受けずとも今後の就活にプラスに働いたのであれば嬉しい限りです。

プログラミングに興味はあるけど、自分に出来るかな……?と悩んでいる方も気軽に参加出来て、かつ今後の就活にも必ず活かせる内容となっているので、少しでも興味がある方はぜひご参加ください!

最後に人事面談で出たご意見を一部お伝えします

  • 途中で確認すると、ここまでできるようになったんだ、と自分の成長ぶりや進行具合が確認できるのが楽しい
  • 壁にぶつかった時、「やってられない」とはならず、色々なHPをみたり、もっと簡単に書き直してみるなどして乗り越えた
  • サービシンクはいい会社。人と真摯に向き合い、嘘を言わない感じがよかったのが理由で、インターンも参加した
  • 1ヶ月メンター・人事と接する中で、嘘がないことが伝わってきて嬉しかった
  • インターンの内容は楽しかった。ただ寝る間も惜しんでやるほどではなく、一生こういったことを続けられるのかと思うと疑問が湧い。ディレクターならもっとガツガツやるのではないかと思う(=エンジニアの道は進まない)


一方で学生からもフィードバックも受けており課題点として、

  • プログラミングの知識がない人間には調査時間がかかるので、もっと参考リンクがあってもいいと思う
  • 1ヶ月という期間は短く、もっとやりたいと感じた

など頂いており、現在は参考リンク・ヒントを与えたり、フィードバックの回数を調整するなど都度改善しているので、少しでも楽しそうだなと思った方は「お問い合わせ」から「採用について」を選択してエントリーしてください!

 

最後に

リモートインターンは初の試みでしたが本当にやって良かったなと思う瞬間があり、12月に受講した1期生から最後に言われた「プログラミングを体系的に学ぶことで、エンジニアが自分には違ったことが知ることが出来た。ありがとうございました」という言葉です。
選考を希望されなかったことは残念でしたし、サービシンクの理念にはマッチしている学生でもあったのでショックでしたが、間違った選択をしないで済んだという結果がその学生にとっても、我々にとってもベストです。これからも丁寧に時間をかけて学生・サービシンク両者に取ってベストな新卒採用を行い続けます。


ITベンチャー企業の社内初人事専任石井の人事ブログ

人事未経験で20名規模の会社へと飛び込み、奮闘している様子をそのままお届けしています。ネットには載っていない「リアルなサービシンク」を書き起こしています。

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投稿者:
管理部 人事課石井 真司

社外での就活セミナー講師や人材系営業を経て、社内唯一の人事担当に着任。採用だけでなく、組織の発展に繋がるよう制度作り・環境作りに邁進しています。