東京のWeb制作・ホームページ制作・システム開発(SIer)会社のサービシンクの石井です。
先日神奈川県にある東海大学にて「IT企業の人事から聞く業界研究講義」を行いました。同大学は今年4月に入社した新卒生の卒業校でもあります。
話のキッカケはOB訪問でのご挨拶で、新卒採用について情報交換をしていたところ、第三者の視点からなにか話が出来るのではないか?といった点で、今回の特別講義に繋がりました。
話した内容は「IT企業の人事によるIT業界の働き方と実態」について。昨年から人事ブログでも似たような内容のブログを書いておりますが、新卒採用が売り手市場の中、望んだ会社へ進める時代となった今、自己分析は非常に重要です。面接対策やES対策などは練習すれば必ずうまくなりますが、自己分析は時間をかけて行うものです。
そこで今回の講義のゴール設定は、
- IT業界を例に出しながら業界分析をどう行えばよいかをお伝えし、自己分析におけるテクニカルな部分を理解して貰う
- IT人材に求められるスキルを理解し、入社までに何が必要か?を考えて貰う
- 今年入社した新卒生とのパネルディスカッションにより、大学3年のうちにやっておけばよかった事をお伝えし、就活スケジュールを立てやすくする
としておりました。上記で話しきれなかったことを1DAYインターンで話しているので、ご興味がある方はぜひお問い合わせフォームからご連絡ください!
講義内容
今回のテーマは大きく3つで、
①IT企業人事によるリアルな話
- IT業界で働くということ
- 今後IT人材に求められるスキル・考え方
②先輩に色々聞いてみよう!人事☓新卒 パネルディスカッション
- 会社に入ってびっくりしたこと
- 学生が考える会社と、社会人の眼から見た会社の違い
- IT会社とはどんな会社なのか
- 何を基準に会社選びをしたか?
③最後に
- 皆さんへ伝えたいこと
といった流れです。今回はその中でもとくに学生の反応があったスライドを元にご説明致します。
まずIT業界の市場価値の話から、今後の予測と実態について説明。IT業界の市場価値は6兆円と言われており、街に出ればどこにでもあるコンビニ業界と同等と言われています。
スマートフォンが生活の一部になっているように、ありとあらゆるものがIT化していきます。技術の進歩がラットイヤーと言われ、日々移り変わっていく業界で、需要に対して供給が追いついておらず、売り手市場となっています。
可能性を秘めてる分、業界内の競争率も激しく「昨日までの常識が明日には変わっている」ことなど日常茶飯事。
だからこそ表面的な理由ではなく「成長したい」「インターネットが好き」という気持ちが大事です。かつ次々と新規参入がある為、業界によっては飽和している分野もある為、業界研究をしっかりと行い「非IT」が残る業界を選択することも大事です。
そんなIT業界に求められるのは「適応力」で日々移り変わる技術に対して、現状維持ではなく自助努力を続けられるか?です。
IT人材は供給が足りていないと言われていますが、異職種からのキャリアチェンジで供給が増えている点、プログラミング教育が小学校で必修化となり今後下の世代からもライバルが増える点、緩やかにエンジニア不足が解消されていくのではないかと考えております。
上記を踏まえ、高いパフォーマンスを出し続けられる人材は「今の仕事の進め方は最適か?」と常に常識を疑い、最適解を出し続ける為に深く考え変わり続ける事を恐れない人材であると石井は考えています。
とくに我々のように規模が小さい会社は、一人ひとりの裁量が大きく細かく仕事が細分化されている訳でもないので、日々新たな仕事が振りこんできます。その都度、今までと同じやり方ではなく最適解を出し続けることが求められます。
その上で学生に考えて貰いたい内容として、やりたい気持ちとやるべきことはバランスが取れているのか?やりたいという気持ちも大事ですが、向き不向きを無視してはいけません。
自身が最もパフォーマンスを出せるのはIT業界なのか?もしくは他業界がよいのか?業界、職種で人物像もまったく違うので、好きな環境で選ぶべきです。
5年、10年と将来性があり、需要は高い仕事なのか?数年後にAIやRPAにうってかわることが見えているサービス、仕事は新卒で選択すべきではない。
見るべきは内定式がゴールではなく入社してから成長できるかどうか。入社3年後までのキャリアプランを作って、希望している会社で実現できるのかどうか?で会社選びを行いましょう。
今年入社した新卒と4つのテーマを元に、パネルディスカッションを行いました。恐らく就活生の方々が不安に感じている部分で、リアルな情報を知りたいと思う項目です。
嘘偽り無く、今回連れて行った新卒生とは「◎◎といった言葉を使って欲しい」といった事前打ち合わせは行っておりませんでした(もちろん、資料作成においてのMtgは行いましたが)。
なので入社後のギャップについては、横で聞いていながらも「新卒教育における課題だな」と感じましたし、よい部分も不足している部分も含めて学生には伝えられたと思います(笑)
当日の模様をお届けします
最後に
色々お話をしましたが、現在の就職活動は正直学生にとって非常に有利な状況なので、そこまで考えなくてもいいし取り敢えず動くしかないという気持ちも分からなくもないのです……。ですが、やはり口煩くなってしまいます。
様々な媒体でいってますが、私自身サービシンクに至るまで、ジョブホッパーで転職には非常に苦労しました。深く考えずに仕事探しをしてきたから、結果が出ることを待たずして、自分に合わないと判断して会社を辞めていたからです。
総じて言えるのは、仕事選び、職場選びを「適当に」やってました。その結果、数年間正社員になることも出来ず……辛い時期を過ごしました。
ですので就活生や転職しようとしている方々に対して、自分が選ぼうとしている道は本当に正しいか?そして希望としていることが、我々の会社で叶えられるかどうか?を弊社でのインターンや採用面接で掘り下げることを意識しています。
1DAYインターンの上限人数も4名にしています。
その結果として人数が一杯になってしまい参加ができない学生がいること、また実施する側の工数を考えても一度に大人数のインターン受け入れをおこなった方がよいのは目に見えています。
それでも石井は1名づつ時間をかけて対話をしていきたいのです。人数を増やしたことで一人ひとりと話す時間が減ってしまうことの方がむしろ機会損失と思っています。そういったやり方はしたくないのです。
嘘や表面的な部分無くして、我々は本気で新卒採用を行っています。学生も本気で飛び込んできてください。12月以降に1DAYインターンへ予約をして頂いている方々とお会いできるのを楽しみにしております。今年も残すところあとわずか、がんばりましょう!
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石井 真司 人事ディヴィジョン
社外での就活セミナー講師や人材系営業を経て、社内唯一の人事担当に着任。採用だけでなく、組織の発展に繋がるよう制度作り・環境作りに邁進しています。