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できるだけ若いうちから「メタスキル」を身につける事に時間を費やす重要性

2019/07/03 代表ブログ
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先日このブログが話題になりました。

多くの若い人より圧倒的に成長速度の速いおっさんと絶望的に遅いおっさんの違い
https://fromdusktildawn.hatenablog.com/entry/2017/06/15/184452

私は昨年このサービシンクの代表ブログで「地頭が良くなるための方法」をテーマにしたブログを書かせていただきました。

その時に書いていた「地頭の良さ」とは前述の紹介記事にある「メタスキルの獲得」なのかもしれません。

いろいろ情報には「表面上の理由」と「その奥にある理由(=真因)」が混在しています。トヨタ式で有名な「5回のなぜ」はこの「その奥にある理由」を探るための手法だったりします。

またスキルを身につける上で、一般的にある「ノウハウ」が、短に表面の理由、表面の要因の伝達だけに留まってしまっていることが多くあります。

実際にはノウハウを提供している側は「メタスキル」のことを伝えている、伝えたいのだけども、それを直接説明すると結果として内容が抽象的になり、多くの人には「何を言っているのか分からない」ということになりがちです。(セミナーのアンケート等で「全部知ってた」「何を言っているのか分からなかった」という感想になる場合はほとんどこの結果だと思っています)

ですので情報提供側は「具体例」をあげるわけですが、具体例をあげればあげるほど、その「具体例」こそが「メタスキルである」と受け取られてしまうのです。

結果として「ノウハウ」の中にある「メタスキル」部分こそを伝えたいのに、「メタスキルを元にした事例」だけが受け取られてしまう・・・というジレンマに陥ってしまうわけです。

ですので、単純に「いろいろなセミナーに参加する」「ただたくさん本読む」といったことでは、この「メタスキル」はなかなか身に付けることが難しくなります。

そうではなく、セミナー参加や読書などは、その過程でそれぞれの情報の中にある「普遍的な要因は何か?」というものを探しながら情報を取得することが必要です。そうセットアップしながらでなければ「メタスキル」といったものを把握することがなかなか出来ないのです。

一方でこの「メタスキル」は、少ない情報の中からでは探し出すことがとても難しいのもまた事実です。
なぜなら「一つの情報では比較検討ができない」ためで、情報量の数が少なければ、「普遍的なもの」の精度がどうしても低くなってしまいます。

複数の情報を見比べることによってその奥にある「メタスキル」が見えてきます。

メタスキルの重なり

そして、本質的なメタスキルを見つけるための「多くの情報」を得るためには、更にそれだけ多くの時間が必要になります。

また多くの情報の中から普遍的な情報を探し出すに時間以外にも「センス」や「勘」が必要になります。(もちろんそれを短い時間の中で探し出せる人も存在はします。そういった人たちを天才、秀才と呼ぶのかもしれません)

メタスキルを身に付けられなかったらどうなるのか?

ではこのメタスキルを身に付けられなかったらどうなるのでしょうか?

身に付けられてない人は目の前で起こるさまざまな事象が、都度都度「点」として捉えがちです。

ですので、「実は突き詰めたら同じ部分」が見えないため、メタスキルを持っている人からしたら「なんで同じことを毎回毎回やってるんだろう?」と映ってしまいます。

当然毎回が「点」として受け止めていると、「過去の経験から改善をおこなう」「やり方を工夫してより良くする」「以前に同様のことがあった場合に少し手を加え再度使うことができる自分の中のノウハウ化する」ことがなかなかできません。

一方でメタスキルを持っている人は同じ情報を受け取ったとしても、それに対して様々な見方、考え方、アイデアを生み出すことができます。

ですから他の人と同じ情報を受け取っているにもかかわらず、より多くの受け取り方ができ、結果を出す可能性を創り上げることができるのです。

先ほど若い時にできるだけこのメタスキルを身に付けるような活動をするべきだと書きました。これは歳をとってくると、体力や可処分時間、気力などといったことから、そういったメタスキルを身に付ける、探し出すための時間が圧倒的に少なくなってしまうからです。

人生において「自分のことだけ」に使える時間の相関図

「若い時と同じように時間さえかければなんとかなる」というのも大きな間違いです。

仮に時間があったとしても「精神的」「気分的」なものが邪魔をし、同様の時間では身につけ難い状況になりがちなのです。

さらに年齢を重ねてしまうと、経験によって得られた「価値観」によっていろいろなものを判断するようになります。その「価値観」が「今からわざわざ勉強すること」に対してストップをかけようとしてしまうのです。ですから歳を取ればとるほど「ゼロベース思考」で考えるのが難しくなってくるのです。

現代における「若い時に苦労をしろ」の本質はこの「メタスキルを身に付けるための苦労をしろ」ということなのかもしれません。

人老い易く学成り難し、いっすんの光陰軽んずべからず」といった言葉があります。

まさにこの通りで「若いときの時間をただ楽しむだけに使った人」と、同じ楽しみ方をしていても「(楽しむのと同時に)メタスキルを身につけるための時間として費やしていた人」では30代40代になったときの伸びしろが大きく変わってきてしまうのです。

若い時に遊ぶなというわけではありません。実際私は29歳まで声優・俳優を本業にしていて、人生かけて遊んでいたので・・・(笑)

また若い時にしかできない遊びもたくさんあり、歳をとってからその「若いときの遊び」をおこなうう事は「メタスキルを身につける」より難しいでしょう。

しかし、その期間に自分の30代40代を見通し、どの部分までその時間を費やすのか、どの部分までそれを諦めるのかといったことを「若いうちに気がつき考えられた人」はおそらく30代40代以降、人生を自分で切り開いていけるのだと思います。

年齢を重ねてからメタスキルを身につけるためにシャカリキになる?

冒頭のブログの最後にこういった記述があります。

そして、このシナリオが崩壊するのは、健康を害した場合だ。だから、仕事よりも健康を優先する戦略は必須だ。健康を害してまで仕事を頑張っても、待ち受けているのは重く暗い下り坂の未来だけだ。
むしろ最後に笑うのは、健康を守るために仕事を捨てなければならないときに、あっさり捨てる決断ができた者たちなのだ。

これはその通りだと思います。

ではこの「捨てる決断」とは何を捨てる決断なのでしょうか?

「自分がやりたくてやっている仕事だが、社会で必要なスキルを身につけることに対して、自分の身体的な能力(体力・気力などなど)でついて行けない」場合、極論「その仕事を辞める」ことになる、ということを意味しています。

仕事ではどうしても能力の差で「できるできない」の差は付きます。これは上流の仕事になればなるほど、その差は顕著にあらわれるでしょう。
極論「運」による要素ですら引き寄せるための「能力」が求められる。(ただ「運」と呼ばれるものも、実はかなりの割合で、具体的な行動の結果で引き寄せられることがあり、それはまた後日記載します)

これがプロのスポーツ選手、例えば野球選手だったら「打てなくなったらクビ」になるし、それはある種、全員がどこかで納得していると思います。

そのためにプロ選手は「公式戦」という本番以外の時間に練習をするわけです。それこそ自宅で素振りをしランニングをし・・・といったことを様々しているわけです。

プロ野球の活動イメージ

ですが「自宅で素振りしている時間も報酬にいれてください」ということはありえません。

なぜなら「プロ」は「現場で結果を出す」ことが求められていて「結果を出す訓練をする」ことに対価を貰っているわけではないからです。

これは「対価=給料」を貰っている以上は、本質的にはビジネスパーソンは全部同じはずです。

ですのでビジネスパーソにおいても資格取得や勉強などもあくまで「仕事で結果を出す」手段であって、資格を取ることや勉強そのものは「仕事」とは本質的には何も関係がありません。

なぜなら、取得した資格や勉強に意味があれば、結果として仕事の内容が代わり、良い結果が出るはずです。
それが出ないということは行った勉強や資格は「結果をだすための行動」になってないことだからです。(自身の学習欲や知識欲と仕事の結果は本質的には何も関係がないので)

では普通の仕事で「上級職になったら成果を出せなかった」「Webの仕事で、数年で技術が変わってしまいついていけなくなった」場合、どうなのでしょうか?

そうならず、自分の価値を維持・向上させるためには、それこそ余暇の時間、または睡眠時間を削ってでも仕事や勉強をしなければならない人もいるはずです。

そうして食らいついていかないと、「(冒頭のブログ記事にある)第一宇宙速度にすら到達できなかったおっさんは、あとは落下していくしかない。」ので、評価がどんどん下がっていき、若者に抜かされてしまうことになってしまいます。

「若者に抜かされる」ということはどういうことかといえば、単純にいえば「給料が下がる」ということに繋がります。なぜなら自分の所属しているマーケットでの価値がなくなった、ということですから・・・。

ではそうならないように頑張るとしても「勉強をする体力がない」「睡眠時間を削ると身体を壊す」・・・・という人の場合どうしたらいいのでしょうか。

「健康を守るために仕事を捨てなければならない」訳です。

それは、

  • その会社・組織での給料が下がる事を許容する
  • 今の仕事を辞め、違う仕事に転職する(同じ企業内での部署移動含め)

ことになってしまいます。

当然「仕事を変えた」からといって「それまでの給与水準と同じになる」保証はどこにもありません。これが厳しい部分で「頑張ったからといって必ず報われる訳ではない」ところです。

そういう話をすると「頑張っても意味ない」という声が出るかもしれません。ですが、それは「そもそも頑張り方、頑張る方向が間違えている」という話なのです。「頑張る」のは「結果を出す」ためなので、「結果を出すために論理的に頑張る」べきです。感情論や根性論で「むやみやたら」に頑張るほどもったいないことはありません。

そして「結果」を出している人はすべからく「頑張って」います。それを「負荷」と思うか「やるべきことをやっただけ」と思うかは人それぞれだとは思いますが。

その意味で、冒頭の記事からは、

  • 自分の本当の健康のギリギリを理解し、その限界までは頑張る
  • それができなくなった時、どれだけ今までやってきていても、やりたい仕事だったとしても、給料が下がるか、その仕事自体を辞める必要がある
  • 健康を優先して仕事を変えた場合、給料が下がることもある

という部分まで理解しておく必要があり、「健康を取りましょう」に含まれる意味も前述の通りの苦渋の選択が天秤に乗っているということになる。

「仕事を変える」ことは出来るかもしれません。ですが給料の額面は生活に直結しています。

ですから「今の」給料からの生活水準を下げることが「容易でない」ならば、無理がきくうちに「一生に一度きりしか与えられないエネルギー源を推進力にして第二宇宙速度(地球脱出速度)に到達」できるために人生の時間と知恵を使わなければならない

そうでなければ、どちらにしても「待ち受けているのは重く暗い下り坂の未来だけだ」になってしまいます。

少しでも若いうちにそのことに気が付き、自分の人生を有意義に使うことを本当に理解しなければならない時代になってきているのです。

人はいつでも変われる

では若いうちにメタスキルを身に付けられなかった人はどうすれば良いのでしょうか?

簡単です、メタスキルを身に付けるための努力をする必要があるのです。

私は「人は何歳でも変われる」と思っています。
ですが当然歳をとればとるほど「自分を変える」のは困難になっていきます。

それは様々な周りの状況、自分の時間の使い方、それまでの経験による自分の価値観、今まで自分がやりたいと思っていたことをあきらめなければならないといったことと、メタスキルを身に付けるための努力を天秤にかけなければならないからです。

しかし先ほど書いた通り、そういったスキルを身に付けないまま冒頭のブログにある「おっさん」の年齢になってしまえば、それまでやれていたこと、これからやりたいと思うことをやらせてもらえなくなるのです。

これは残酷ではありますが「自分が存在しているマーケットで、自分の価値が追いつかなくなってきている」ということだからです。

こういった場合に素直に納得ができないことは多々ありますが、それは「自分はこれまでたくさん経験を積んできた」という思いです。

確かに人生を生きていれば経験を積むことができます。

しかし世の中は「適者生存」です。自分が得た経験は「その時々の社会において必要とされるような経験」かどうか?で見られます。

経験の積み重ねとメタスキル化まで

ですので人生はのんべんだらりと生きていてはいけないのです。常に目の前にある物事は、それを情報に変え、経験に変え、さらにその得られた情報や経験をその後の人生で使えるように自分なりに加工をしていかなければなりません。

この「経験をその後の人生で使えるように自分なりにする加工する」という作業が、「メタスキル」を持つための活動になりなります。

「経験をその後の人生で使えるように自分なりにする加工する」のが上手な人は、食事をしていても、歩いていても、ゲームをしていても、極端にいえば何をしていても、その中にある普遍的なものや、様々な新しい情報を得る活動を行っています。

そしてさらにすごいのは、そういったことが習慣になっている人は、自ら「努力をしている認識すらなく」様々な情報を受け取って処理しているのです。

この領域になるかならないのかは冒頭のブログの筆者は言い得て妙な物言いをしています。
すなわち「第二宇宙速度に到達できたかどうか」。

その領域に到達できなければ、どれだけ時間を費やそうが、どれだけ本を読もうが、どれだけの経験を積もうが、そこに意味がなくなってしまうのです。

メタスキルの獲得とボーダーライン

この「第二宇宙速度」がその人にとってどれぐらいの経験や時間を費やせば到達できるのかは人によって異なってきますし、この「第二宇宙速度」に到達するまでは、場合によっては「自分の成長」といったものを全く実感できない場合すらあります。
ですがこの「第二宇宙速度」に到達することができるかできないかは、ビジネスパーソンにとって間違いなく「明るい未来になるのか暗い未来になるのか」の分水嶺となっています。

これからの時代、自分の時間の使い方や自分の経験の積み方と言うものは本当に個人に任される時代がやってきます。
働き方は大きく制限され、会社が個人に求めるのは「結果」のみという時代にますます進んでいきます。

その時自分の「第二宇宙速度への到達」までの距離をどのように把握し、それをここに到達するために何を行い、何を犠牲にするのか?といったことが今後求められることになると考えています。
これからのビジネスパーソンは、メタスキルを獲得し、そのメタスキルから様々な仕事上の事象を取り扱い、解決していき、それが出来ることがマーケットでどのように価値があるのか?ということを常に問いかけながら生きていくことが必要なのかもしれません。


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