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不動産業界特化チャットのアトリクを作った理由は「新旧世代混在の時代に「接点」を作るため」

2018/12/05 代表ブログ

不動産業界は今大きな転換期にあります。

そんな中でサービシンクでは不動産業界特化のチャットサービス「アトリク」を今年(2018年)にサービスインしました。

このアトリクのサービスにおけるビジョンとして「良質な不動産情報を必要な人に少しでも早く容易に届けられるようにする」ことを目指しています。

2015年ぐらいまでの世界観であれば、インターネットより情報の提供は「Webサイト」「メール」のよるもので十分でした。ですが、「一般の人でも」というレベルで考えれば明らかに2015年ごろから潮目が変わりました。

この時期より、コミュニケーションの方法が圧倒的にそれまでとそれ以後で変化しているのです。

コニュニケーションの手法の変化が不動産業界の契約行為の変化に繋がる

この流れと冒頭の不動産業界の転換期が掛け合わされる中、「不動産情報の提供の仕方」は間違いなく変わりますし、変わらざるを得なくなります。

その前提にある「不動産業界の転換」について少し書きます。

2019年には全国、2025年には首都圏での世帯数が減少します。人口はもう以前から減少を続けていますが「世帯数」が減少する、というのは大きな意味があります。

具体的には「家が確実に余る状態になる」ということです。人口が減っても世帯数が増加していれば、少なからず「住宅」は売れる・借りられる構図が成り立ちます。ですが、世帯数が減少になると、いよいよ家は余る時代になります。

Fintech(フィンテック)に代表されるように、旧態然とした仕事・業務に対してITによる改革が特に2015年ぐらいか一気に加速しています。この流れは現在は少しずつに感じますが、今後時間が経つにつれて指数関数的に速度を増してきます。

そんな中不動産業界でも、2017年には「IT重説」と呼ばれている「対面での説明」が必須だった重要事項説明書の説明が「テレビ会議」でも容赦されるようになりました。今後こういった「IT化」の流れは一層顕著になっていくのが容易に予想されます。

それは不動産業界だけに限ったことではなく、第四次産業と呼ばれる今回のIT・AI・ロボット技術等のよる産業革命の怖いところは、変化が指数関数的におこることで「今」はゆっくり変化しているように思えるのですが、ある時を境にものすごい速度で自体が変化していく、ということです。この変化度が恐らく第三次産業革命までの時間における変化度合いと全く異なります。

ですので、現在「まだ’ゆっくりとしか変わってきていないし、このままいってしばらく様子を見ていて、いざという時に始めれば大丈夫だよ」と思っていると、周回遅れどころでは済まない怖さがあります。

 

今後の不動産業界における事業者とユーザ間での変化

こういった過渡期において「不動産業界」に関わる事業者側とユーザ側ではどういった変化が起こっているでしょうか?

サービシンクでは主に居住用物件を取り扱っている事業者様のサイト制作・システム開発を請け負っていますが、世の中が完全に2つの世界に分かれつつあると感じています。端的に言えば「スマホを1日中使う若い世代」と「スマホを連絡手段としかみていない年配世代」。

若い世代の人たちはリアルの世界で生活をしていても、実際にはスマホという電脳世界に居て、常に誰かとつながっていたり、自分にとって有益と思う情報を享受しています。この世界はインターネットの拡大とともにどんどん広がっています。

もう一方が「スマホは連絡手段」としか捉えられていない世代となるのですが、この2つの世代で、見ている・見えている世界の格差がどんどん大きくなってきています。

この見ている世界の違いの広がりが「2つの世界」と感じているのですが、不動産業界ではそれが現時点では顕在化しづらい業界特有の条件があります。

不動産業者

  • 家を「売る」「貸す」立場で、上位と思っている
  • 手心を加えられるかは別としても「お客を審査」する立場=権限を持っている
  • 借りて・買い手よりも「多くの情報」を持っている

借りる人・買う人

  • 不動産業者側に対して「開示されない、少ない情報」の中で決定をしなければならない
  • 住宅が一品モノであるために、選択の時間的な制約が厳しい

一般の世界の「スマホ世代に旧世代がついていけない」という構図が生まれる要因の一つは「情報格差」によるです。

若い世代の方が圧倒的な情報量を持っているがゆえに上位になりがちなのですが、不動産業界は情報を駆使している若い世代の方が情報を得られていないためにITの恩恵が得られていません。

そのため、どうしても不動産事業者側の方がユーザよりも強く、ユーザにとっての利便性も事業者側の「使わなくてもなんとかなる」理論に押しつぶされています。

それ以外にも様々理由はあるのですが、これが「不動産業界がなかなかIT化が進まない」理由の一つです。

 

不動産業界にも起こり始めているユーザファーストの流れ

ですが、変化の兆しは確実にきています。

そもそも私を含めたベンチャー会社の経営者は「楽しくて面白いもので世の中を再定義したい」と思っている人ばかりです。

UberやAirbnb、日本でもZOZOやメルカリなどがまさにそうです。ほとんどが「昔からあったけど◯◯になったら便利じゃない?」と再定義をして構築をしたところから始まっています。

こんな風にITによって「旧世界」がどんどん再定義されていっています。ですが、古い世代の方には「旧世界の再定義」に対して無意識のうちに嫌悪感を持ちます。

新しい事を覚える労力、そのことへの興味関心の低下、可能性へのチャンレンジといったものが、年齢とともに守るべきものが増えていくことによって腰が重くなり、手を出せなくなっていくからです。

ですが、若い世代の人たちには「便利!」という点において何の躊躇もなく取り入れていきます。この考え方の差によって、現在優勢な不動産業者ファーストから、ユーザファーストにひっくり返る瞬間が徐々に近づいています。

アトリクというサービスはその「転換期」を目指して作っています。

つまりアトリクというサービスは「不動産業者とのコミュニケーション」を再定義を目指しているのです。

アトリクが目指す不動産業者とユーザのコミュニケーションの再定義

「住宅を決定するフローにおけるIT」は、これまで「物件検索」まででした。

その後はリアルのコミュニケーションとして「電話・メール・FAX」になります。メールも確かにITなのですが、ユーザ側の観点で言えば一般のコミュニケーション自体が、

  • FAXはそもそも持っていない
  • 電話は時間を拘束されるので出ない
  • メールはキャリアメールはそもそも使わないし、Gmailなどのメールもかなりの数を受信していて見るのが億劫

と、これまでの「電話・メール・FAX」でのやり取りをそもそも行わないようになってきています。

現在若い世代の主たる連絡方法はマイクロメッセージサービスである「LINE」「Facebookメッセンジャー」「Twitter」「Instagram」「TikTok」等のメッセージです。これらのサービスにおける「会話に近い」チャットメッセージでのやり取りが現在のコミュニケーションの主軸です。

メールの流量増加に伴い、一方的に「不足はないけど長いメール」を処理する時間が増え、それよりも実際の会話に近いコミュニケーションを繰り返す方がスマホの世界に住んでいる世代には「やりやすいコミュニケーション」なのです。

大事なのは、古い世代の人達が「メールの方が一回読めば全部わかるし添付もできるし、細かいyやり取りを繰り返すよりいいし楽だ」という思うかもしれませんが、マイクロメッセージでのやり取りが普通の世代にとっては「不足ないけど長いメールを読む」経験をする意味すら分からないのです。だって「メッセージでできるし、そちらの方が楽だから」から。

そもそもの若い世代の人たちの意識や生活の差を理解していないと、古い世代の人にとっては「これまでの世界を再定義する意味」も分からないのかもしれません。

もし物件検索がインターネットのサイトを見るまでもなく、不動産会社さんとチャットでつながり、店舗にいくかのような気軽さで、

  • ◯◯といった物件ないですか?
  • ××というポイントはできれば外したくないんです。
  • 壁とか全部自由にしちゃっていい物件とかってどこかないですか?

といったことが聞けたらどんなに住宅検索は楽しくなるでしょうか?

また不動産業者の方々にとっても、

  • 仕事メールとして長文のメールを書かなければならない。
  • 結局テンプレートのメールを送っているだけ
  • すべて正しいことを言えなくても契約獲得のための紹介をしなければならない

といったコミュニケーションをさっさと辞め、お客さまと「その後の生活でどうなりたいのか?」について気軽にやり取りができ、お客さまとの親密度が上がるのであれば、どれだけ仕事にやりがいが生まれるでしょう?

アトリクは「旧世代と若い世代をつなぐ」ことを意識しています。

不動産はいかんせん大きなお金が動くし場合によっては「登記」というものを扱います。ですので、契約行為として正しさを守る必要もあると思うし、それを書面で残す必要がある場合もあると感じています。

一方でスマホ世代で、マイクロメッセージでのやり取りしかできない人が増えている中で、そういった人々に情報提供の方法の選択肢として提供をしていきたい。

不動産の取り引きには数多くのコミュニケーションが存在しているのに、その方法に選択肢が増えないために、様々な不具合や手間が増えているというのは、双方にとって利益のあることではありません。

アトリクは不動産業者とユーザの「接点」を作ることを意識して生まれたサービスです。

その接点の結果は「良質な不動産情報を必要な人に少しでも早く容易に届けられるようにする」ことに繋がります。

住宅が余っていくこれからの時代に住むユーザは「本当にすみたい家」を見つけることに一層時間を費やします。

そして不動産業者は「人口減少に伴い、少なくなるお客さまの取り合い」に突入していくのです。

その時「この不動産屋さんに依頼をしたい」と思わせるものこそが、これまでと大きく転換した「ユーザファースト」の時代を作ることになります。

そのときに「接点」の間に生まれる摩擦を解消するのがITの力だと思っています。その世界において「アトリク」の果たせる役割は大きいと考え、このアトリクは存在しています。


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