野村不動産 株式会社 プラウド10周年イベント 来場予約・入場管理アプリ開発

来場予約フォーム・管理機能開発と、当日入場受付に使用するアプリ開発を担当。イベント当日の入場ゲートではiPod touchを50台配置。QRコードを読み取る事で会員データのリアルタイム参照を実現。

野村不動産株式会社様

業界業種不動産
サイト種別フォーム・APP(iOS)
担当範囲調査
- 競合調査

戦略立案
- 企画立案・構成案作成・UI/UX設計

制作/開発
- デザイン・マークアップ・システム開発・インフラ構築・APP開発・基幹システム連携・セキュリティ対策

運用
- 保守・ソースコード管理
デバイスPC/スマートフォン

お客様の状況

プラウド10周年イベント

自社の物件ブランド「プラウド」の10周年を記念し、グループ会社を含めてエンドユーザをご招待するイベントを企画。 東京国際フォーラムで開催を予定しており、当日の想定として約1万の来場を想定。

当日にセミナーも幾つかのブースで多数開催し、それぞれに定員があることから下記3点の実現が必要だった。

  • イベント自体への来場予約
  • 入場者管理・集計
  • セミナーへの予約

 

入会、資料請求、マイページの各種導線の中で、集客を兼ねた来場予約を行え、その流れから当日の入場チケット発行、セミナー予約を行える仕組みの構築を希望いただく。

 

サービシンクの仮説

1. 事前予約

  • 来場予約の行為自体が登録の障壁にならないように、サイト回遊において登録時の負担が極限まで下げる施策が必要である。
  • 事前予約を行った時に印刷ベースに物の提示では、当日に持参を忘れた方、印刷手段をお持ちではない方への対応負荷が高くなると想定される。
  • 来場予約者に対して、事前予約を郵送物で送付する場合、直前の予約者への対応ができなくなるためその手段も取れないことが想定される。

 

2. 当日のオペレーション

  • イベントが「感謝祭」であり、クライアント様側の意向としてユーザの入場時のオペレーションを野村不動産の従業員で行うため、事前のトレーニング等は難しく、入場処理を極力簡易化した仕組みで検討をしなければならない。
  • 全体の会場オペレーションを考えた時、想定している来場者数に対して入会管理を氏名等での突き合わせ処理では、入場口での混乱が想定される。

 

3. 会員戦略

  • 今後の会員戦略としては、来場予約から来場までをプラウド会員が行った場合には、行動履歴データとして積む仕組みにしておくべきである。

 

実施策

プラウド10周年イベント

1. 事前予約について

  • プラウドサイトでの新規プラウドクラブ会員登録、物件への資料請求、マイページでの資料請求の各完了画面、また「プラウドBOX 感謝祭」のバナーから遷移する先に、イベント来場申し込みが可能なフォームを作成。
  • 管理画面側で来場予約者がリアルタイムに集計ができ、かつ電話、FAX、個別のメールからの申込の場合にも、その方が会員かどうかをチェックした上で個別に来場予約データを登録できる機能の開発。
  • 申し込みフォームにアクセスしたユーザが既にプラウドクラブ会員の場合には、ログイン処理を行うことで、個人情報が補完された状態になる対応。
  • 来場申し込み後に、当日開催されるセミナーへの参加申し込みが可能なフォームの作成。
  • セミナー申し込みフォームには、各セミナーの個々の開催時間ごとに受付可能人数の上限を設定し、申し込み上限に達した場合には受付を停止する機能。
  • セミナー個々に対しても、電話、FAX、個別のメールからの申込があった場合に個別に管理機能から登録ができ、かつ上限人数以内に収める仕組みの開発。
  • 申し込み完了画面にはQRコードを発行し、印刷・携帯メールアドレスへの転送が行える。

 

2. 当日のオペレーション

  • 野村不動産の従業員が入場処理を行えるように、QRコードをカメラで読み取るだけで完了となるアプリの開発。
  • イベント当日の入場ゲートではiPod touchを50台配置し、iPod touchのカメラでQRコードを読み取る事で会員データベースを参照し、画面上にも氏名等を表示させることで来場データをリアルタイムで把握、会員データと紐付ける独自iOSアプリの開発と、50台のiPod touchへのアプリのインストール手配。
  • 当日の入場ゲートでのアプリケーション利用のオペレーション対応として、両日バックヤードでの待機と不具合時の対応。

 

3. 会員戦略

  • 来場者数のリアルタイム集計アプリを開発。

 

成果

セミナー申し込みフォームで残人数等を掲載し、どのセミナーでも空席を少なくすることに成功 イベント2日間で当初の想定を超える16,000人の来場となるイベントとなったが、入場口では一切滞ることなく、来場処理を完遂 2日目の入場締め切りをした時点で、総来場者数をリアルタイムに算出可能に その後の報告資料としての入場者データの出力も、クライアントの既存CMSに機能組み込みによって、ユースケースに応じた出力が可能に

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