新卒2年目が7つの習慣セミナーを受講してみて

こんにちは。新卒2年目のchiyosakaです。

サービシンクでは新卒・中途問わず、入社後1年が経過した社員は「7つの習慣セミナー」を受講します。私も今年の4月で入社後1年が経過し、5月に受講させていただきました。 本記事では振り返りの意味も込めて、7つの習慣セミナーについてご紹介させていただきます。

早速ですが「7つの習慣」とは、1989年に米国で出版されたスティーブン・R・コヴィー博士の著書であり、自分の期待する結果や成果を出すために問題が外にあると考えるのではなく、自分自身の中にあると考え、ものの見方、人格や動機を見つめるという習慣です。

7つの習慣セミナーでは、この「7つの習慣」を3日間で座学とペアワーク・グループワークを通して理解を深めることができます。 サービシンクでは、社員一人ひとりが業務とプライベートの両方の側面で、期待する結果・成果を出せる人材に育成するために「7つの習慣セミナー」の受講が導入されています。また、気づきや所感の共有を行うことでさらに理解度を深めて習慣化させるために、受講後も振り返りミーティングを複数回に分けて行っています。

実際に受講してみて

セミナーの雰囲気

研修では弊社の社員だけでなく、様々な業界・業種の方々が参加されており、普段エンジニアとしか交流のない自分にとってとても新鮮な場でした。 参加されていた方々は共通して「視座を合わせる能力」が高く、新卒2年目の自分でも発言しやすい雰囲気でした。

受講した感想

「とにかくあっという間だった」というのが受講後の率直な感想です。というのも、私の受講したセミナーでは7つの習慣を座学で学びながら、合間にペアワーク・グループワークを繰り返し行うため、1日が濃く時間の流れがとても早く感じました。
また、習慣ごとに「学習したことを相手に自分の言葉で説明する」というペアワークがあり、理解度を深めながらセミナーを進めることができました。
セミナーの内容自体は全てが実践できそうな一方で、日々の業務やプライベートでは実践できていないことが多く、習慣化するためには少しずつ時間をかけて癖づける必要があると思いました。セミナーの内容を100%理解すること自体に意味はなく、セミナー受講後の行動が一番大事であると思います。
そこで受講後の自分が「業務に活かせていること」、「業務に活かせていないこと」を自戒の意味も込めて紹介させていただきます。

受講後の変化

業務に活かせていること

第3の習慣 最優先事項を優先する

業務やプライベートにおける活動は以下の図のように4つのマトリックスに分類することができます。
第3の習慣では、自分の掲げる目標を達成するために「第3、第4領域の重要でないこと」を減らし、「第2領域の重要であり緊急でない活動」に時間を使えるように時間を管理することを学びました。

(フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 2015 『7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0』 より。図は投稿者が作成)

受講前は「とにかく目の前のタスクを1つずつ潰していく」という考えで仕事を進めていましたが、それでは第1、第3領域に分類されるタスクに時間を使い過ぎてしまい、第2領域に十分な時間をあてることができていませんでした。受講後は「今やるべきこと」を明確化するために、「重要度・緊急度の細分化」から始めるようにしました。その結果として、仕事を進める上での「迷い」を無くすことができました。
受講前は複数タスクを抱えている際に、「どのタスクから着手するべきか?」を考えてしまい、着手まで時間がかかってしまうことが多々ありましたが、受講後はマトリックスをベースに対応順を考えることで迷いなく進められています。
「今やるべきこと」の明確な判断基準を持てたことは自分にとって大きいと実感しています。

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

第5の習慣では、自らが相手を理解することに徹することで、相手にも自分自身を理解してもらう という共感によるコミュニケーション方法を学びました。
「自分の考えをまず理解してもらわなくてはならない」という気持ちから、「答えようと思って相手の話を聞くこと(自叙伝的な聞き方)」をしてしまいがちだったのですが、相手との信頼関係を築くためのコミュニケーション方法としては不適切であると実感しました。
そこで受講後は、相手との関係値を築くために以下のことを意識してコミュニケーションをとっています。

  • 話すことに集中するのではなく聴くことに集中する
  • 主語をできるだけ「自分」ではなく「あなた」にする
  • 相槌、リアクションを取る
  • 「無意味な質問や相手を探る質問」をするのではなく、本質的な問題を解決するために「明確化のための質問」をする
    • 上記を意識した結果、相手の気持ちや考え方を理解しやすくなったという実感があり、関係値を高めることに繋げられていると思います。 また、共感によるコミュニケーションは相手に視座を合わせることにも繋がると思うので、特に後輩とコミュニケーションを取る際は今後も徹底していきたいと思います。

      まだ業務に活かせていないこと

      第1の習慣 主体的である

      私たちは外部からの刺激があった際に、その刺激に対して何かしらの反応をします。 (図は受講内容を元に投稿者が作成)
      第1の習慣では、外部からの刺激を受けてから反応するまでの間に一時停止をして、主体的に適切な反応を選択することが大切であると学びました。 (図は受講内容を元に投稿者が作成)

      「第1の習慣」という名の通り、7つの習慣で一番最初に学ぶ内容なのですが、業務に活かす上で一番難しいと感じました。 
      基本的には反応的にならずに一度冷静に考えてから行動できているのですが、どうしても「時間的な余裕がない・物事がうまくいっていないとき」に反応的に行動してしまうことがあります。

      先日「Servithink Tech Blog」の本番デプロイ作業を担当した際に、デプロイ作業は正常にできたにも関わらず、サイトにアクセスすると404エラーが表示されるという問題に直面しました。本番環境のデプロイということもあり、慌ててアプリケーションのログを確認していたのですが、1時間かけても原因が特定できませんでした。結果的にはアクセスに使用したサイトのURLに誤りがあったのが原因でした。

      本来であれば404エラーが表示された場合、まずは使用したURLに疑いを持てるのですが、今回のように「時間的な余裕がないとき」は冷静な対応ができなくなってしまいました。
      反応的な行動を取ってしまうと、かえって状態はひどくなる一方であることを学んだので、今後は常に落ち着いて適切な対応を取ることを念頭に置いて、業務に取り組みたいと思います。

      最後に

      ここまで読んでいただきありがとうございます。
      セミナーについての記事を書いてみると、忘れていた部分や今後の課題に気づくことができました。 業務に活かせていること・まだ活かせていないことを改めて振り返り、自分の期待する結果を出すために努めていきたいと思います。

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