3年目の先輩として新卒の方々に3つ伝えるとしたら、何を伝えたいか
はじめに
3年目の石川です。
「今年も素敵な新卒が入社してきた!」と思っていたら、あっという間に2ヶ月が過ぎていました。時が過ぎるのは早いですね。
最近、そんなキラキラしている新卒の方々と話す機会があったのですが、「やっぱりそれ、気になるよね〜」と共感することがありました。
それは何かというと、「成長するために何をすればいいですか」 です。
そこで、自分が先輩になった今、「この3つは伝えたいな!」と思うものを自戒を込めて書きたいと思います。
新卒の方々に伝えたいこと
技術力は必ず付いてくる
よく新卒の方々から「実務に入る前に何をやっておくべきですか?」と聞かれます。
これから先はクライアントがいて、そして自分が開発したものをユーザが使うことを考えると、聞きたくなりますよね。
もちろん、できるだけ準備するに越したことはないのですが、万全に準備することは不可能です。なので、回答としては 「問いを立てて、解決する習慣をつけておくことが大事だよ!」 と伝えたいです。
なぜかというと、柔軟に何事にも対応できるようになるからです。
エンジニアに限らず、「あの人頭の回転早いな」とか「すぐ行動にうつせてすごいな」とか思う人って周りにいなかったでしょうか。このような人は、問題に遭遇した時に
- 「何が起こっているのか」をまず整理する
- 「こうすればうまくいくのではないか」という仮説を立てる
- 2を実行する。うまくいかないのであれば、1から同じことを繰り返す
というのが自然とできているように思えます。 これができると、問題が起きても自分の知識や過去の経験を組み合わせて「答え」を作れるようになります。そのため、実務に入る前に何かを完璧にしなければならないという必要は全くありません。実務でこのサイクルを自然と回せていれば、技術力は必ず付いてくるからです。
また、実務を通して学ぶ方法が一番良いです。学んだことは反復しないと定着しないので、いつのまにか忘れちゃうからです(よくありますよね...)。「あまりにも基礎がわかっていない」と自覚しているのであれば、実務に入る前にきちんと勉強するべきです。しかし、そうでない場合は、実務を通して技術力を高めれば良いので、不安にならず、目の前の問題を着実にクリアしていってください。
「開発がとてもできる=すごいエンジニア」ではない
新卒の頃は、「開発がとてもできる=すごいエンジニア」だと思っていました。何でもすぐに実装できてしまうイメージです。 ただ、今「すごいエンジニアってどんな人だろう」と考えると、「問題の解決能力が高くて、俯瞰的に全体を見渡すことができる人」なのかなと思います。 どちらかというと、技術力よりかは社会人としてのスキルが高い方です。 「相手の立場に立って物事を考える」や「相手に伝えるべき情報とそうでない情報の取捨選択が上手い」だったり、「物事の先の展開を予想して、取るべき行動を考えたり」などです。
これらのことができている方は、エンジニアじゃなくてもとても活躍すると思います。もちろん開発ができる技術力というのは大切なのですが、技術力以外のスキルも持ち合わせていないと「開発しかできないエンジニア」 になってしまいます。自分も勉強中で少しでも先輩から吸収しようと思っているのですが、本当難しいです。初めのうちは開発に慣れることに精一杯だと思いますが、ある程度慣れてきたら先輩の言動や行動をよく観察してみてください。きっと先輩のスキルの高さを何となくではなく、言語化できるようになっているはずです。
社外の人とも交流する
新卒の方々にとっては、仕事のことで頭いっぱいであり、「休日はゆっくりしたい」や「そんな余裕ないよ...」と思うかもしれません。ですが、ある程度仕事に慣れてきたら、社外の人とも交流するといいと思います!何がいいかというと、
- 周りのエンジニアが何をやっているかを知ることで、自分がどのように成長するべきかを把握することができる
- エンジニアとして生き残るためには、どうすればいいかを考える機会になる
などがあると思います。先日勉強会に行き、たくさんのエンジニアと交流する機会があったのですが、正直「もっと早く行けばよかった」と思いました。技術的な話やキャリアの話をすることができて、とても面白かったからです。周りから刺激をもらうという環境が成長にとって欠かせないと思うので、そういう環境に自ら飛び込んでキャッチアップすれば、数年後には実行していない人と大きな差をつけることができると思います!
おわりに
いかがだったでしょうか。
「どんなエンジニアになりたいか」を考える上で、少しでもお役に立てれば幸いです。
新卒のみなさん、切磋琢磨しましょう!
そして、先輩にはたくさん質問してくださいね!
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