1on1システム「takibi」を作りました!

こんにちは、新卒2年目の石川です。 この記事は、1on1システム「takibi」シリーズ記事の第2回です。
前回の記事「1on1システム 「takibi」を語る!」では、開発までの経緯とtakibiという名前の由来を紹介しました。
今回はtakibiを開発するにあたって

  • より良いシステムとなるようにどんな工夫をしたか
  • どのようなことで苦労したか

の2点を語りたいと思います!

より良いシステムとなるようにどんな工夫をしたか

まずどんな工夫をしたかの前に、takibiを作る前はどのように1on1を実施していたのかを紹介します。 takibiを作る前は人事の石井がメンターとしてGoogleドキュメントを用いて1on1を実施しておりました。具体的なフローは以下の通りです。

  1. Googleドキュメントの作成およびメンティーへ共有
  2. 1on1実施
  3. 次の1on1までのアクションを記入
  4. 2と3を繰り返し

一見上記のフローで特に問題はなさそうに見えますが、このフローは組織拡大に伴うメンティーの増加によって潜在的な問題が表面化してきました。 どのような問題かというと

  1. メンティーの数が増えるたびにGoogleドキュメントの数が増えるため管理するのが大変であること
  2. Googleドキュメントの数が増えるとGoogleドキュメントの共有を誤ってメンティーではない人に共有してしまう可能性が高くなる
  3. Googleドキュメントで管理しているので、1on1の成果(長期的な目線での目標への到達度合いや1on1の満足度に課題を持っている人)の可視化が難しい

という問題です。つまりメンティーが比較的少なかった時と比べて、現在は1on1の質を高く保つことまたはさらに質を高めていくことが難しくなってきたのです。そこで、この問題を解消するためにtakibiを作ろう!となりました。 少し長くなりましたが、takibiの制作の背景はざっくりこんな感じです!
では「どんなシステムにしたのか」を紹介したいと思います。

1on1シートを一元的に管理することができる

「シート」とは以前の運用で用いていたGoogleドキュメントにあたるものです。シートに1on1で話した内容を記入します。 以前は管理が大変だったシート(Googleドキュメント)はダッシュボートで管理できるようにしました!

これならば、「あの人にはこのGoogleドキュメントを共有して、この人にはこのGoogleドキュメントを共有...」がなくなり、メンティーが急増しても安心です。 また、各メンティーごとにメンターが次のアクションとして何をしなければならないのかをすぐにわかるようにし、メンターの負担をできるだけ減らすようにもしました。

1on1成果の可視化

Googleドキュメントの場合、基本的に文章のみでしか1on1の成果を把握することができません。文章のみでは1on1の成果がわかりづらいので、成果を把握しやすいようにグラフなどを用いて可視化できるようにしました。 どのようにしたかというと

  • 1on1実施後に1on1の満足度・次回の1on1への期待度・半期目標の進捗状況を回答してもらうアンケートの設置
  • フォローアラート機能によって、目標への到達度合いや1on1の満足度に課題を持っている人をわかりやすいようにする

このようにすることでGoogleドキュメントでは成し得なかった1on1の成果をより把握できるようにしました!

アンケート

フォローアラート機能

どのようなことで苦労したか

ユーザにとって何がベストかを考え抜く素敵な開発メンバーのおかげで、今後大活躍してくれそうなシステムとなったtakibiですが、苦労話も1つ語りたいと思います!

メンバー全員がスキルアップできるようにする環境を整えることの難しさ

なんとこのtakibiは開発メンバーの全員にとって未経験の技術を採用しました。目的は、その技術の良し悪しを知って案件に活かすためです。また、さまざまな技術に触れてみたい!と思っているエンジニアがほとんどなので未経験の技術を採用しました。
そんなメンバーたちでこのtakibiの開発を振り返ってみると、「開発メンバー全員が1から勉強しながら開発を進めていく中で、足並みを揃えるのが難しかったな〜」という課題が一番印象に残っていました。
takibiはリリース予定日が先に決まっており、学習は各自に委ねて開発が始まったので、チーム内で理解の度合いにばらつきがありながらスタートでした。そのため、いざ開発を始めようというときに「よし、いける!」という人と「まだまだ勉強したい!」という人に分かれてしまっていました。そして開発が進むにつれて、理解の深い人はたくさんコードを書き理解が深まり、そうでない人はあまり書けないまま経験値を積めないという状況にいつの間にかなってしまっていたのです。

どう解決したか

メンバーで話し合いをしました。理由は、「本来の目的を考えるとこのような状況に陥っていることがよくないよね」という思いがあったからです。その結果リリース予定日を延期し、全員がこの開発を通して成長できるように体制を整えました。具体的にはリモートであっても相談しやすい環境を作ったり、コードレビューを丁寧にやるようになったり、その人にあったタスクを適切に振ったりするなどです。
最終的には、誰もがどのタスクをやっても問題ないレベルまで開発できるようになったので、あの時立ち止まって考えて良かったな〜と思います!また、この記事を書きながら「弊社のエンジニアは優しく、思いやりのある人ばっかだな〜」と思いました!!!
こういったこともありながら、無事リリースができました。
(社内のシステムなのでこの記事を読んでいただいている方に使っていただけないのが本当悔しい...)
takibiの開発にまつわるエピソードは以上となります!
次回はこのtakibiで採用した技術について記事を書いていただくことをメンバーに依頼しているので、楽しみに待ちたいと思います!お楽しみに!

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