ホームページ強化でWebブランディングを成功させる3つの施策
ブランディングの成功を見込んでホームページの強化を試みるも、今一つ効果が表れずお悩みの方もいらっしゃるでしょう。 実際に、強化するポイントを押さえていなければ、期待するような効果は得られない可能性が高いです。
この記事では、ホームページを強化する方法について、自社ブランドの見直し・ビジュアルへの落とし込み・コンテンツに分けてご説明します。 効果的な強化方法を実施し、よりホームページを効果的に運用しましょう。
 
目次
1. Webブランディングを成功させる3つの施策
多くの競合他社がいる中、自社の商品やサービスを選んでもらうためには自社ブランドの強化が必要です。 しかし、やみくもにホームページ施策を行っても期待するような効果は得られないでしょう。
自社ブランド強化につながるホームページ施策とするため、次のポイントを押さえることが大切です。
- 自社ブランドの見直し
- ホームページのビジュアルやデザインへの落とし込み
- 自社ブランドの訴求につながるコンテンツ
それぞれについて、さらに詳しくご説明します。
1-1. 自社ブランドを見直す
Webブランディングを成功させるためには、自社ブランドをどのようにホームページへ落とし込むかプランを立てる必要があります。 実際に計画する前に、自社ブランドを2つの視点から整理しましょう。
- 競合他社にはない自社ブランドの強みを洗い出す
- BI(ブランドアイデンティティ)を定める
自社ブランドの強みを洗い出すことで、競合他社との差別化が可能です。
ここで洗い出す「強み」は、商品の機能や性能だけではありません。
企業の志やブランドが目指すイメージ像、これまでの歴史などブランドそのものが持つ価値にもフォーカスしましょう。
ブランドの根幹となる、非常に大切な部分です。
また、このニーズを満たす商品やサービスなら「ここのブランド」と感じてもらえるようなポジショニングを確立していくことが、成功の鍵となるでしょう。 ポジショニングを確立させることで、業界内の価格競争から脱却でき、リピーターの獲得へとつなげられます。
BI(ブランドアイデンティティ)とは、どのように会社が見られ、どのように感じられるかを表しています。 BIを定めるときは、競合他社にはない強みをふまえ、自社ブランドに対し、ユーザにどのようなイメージを持ってもらいたいのかを考えましょう。
BIを定めることで、自社ブランドを効果的にユーザに伝えられます。 長々とした文章で魅力を伝えるよりも、直感的なイメージを抱いてもらえ、購買意欲を刺激できます。
BIを構成する要素は、主に5つです。
- ポジショニング
- パーソナリティ
- アソシエーション
- ストーリー
- プロミス
1.ポジショニングは、誰のための、何を目的としたブランドなのか立ち位置を明確にすることです。 これはBIにおける、もっとも基本的な部分になります。
次に2.パーソナリティとは、ブランドの個性を作り出す部分のことです。 先ほど洗い出した自社ブランドの強みもパーソナリティの一部となるでしょう。
3.アソシエーションは、自社ブランドの雰囲気をユーザに伝える役割を持つもののことです。 具体的にはロゴやキャッチコピーなどが該当します。
4.ストーリーは、文字通り自社ブランドが持つ物語のことです。 提供する商品やサービスの開発秘話や思い、ユーザの心に直接響くものがストーリーです。 ユーザに親近感を抱いてもらいやすく、ファン増加につながるでしょう。
最後の5.プロミスは、顧客に対してその商品やサービスの価値を約束することです。 メリットやベネフィットを考え、安定した品質のものを提供するなどの約束がプロミスとなります。
BIを定めるためには、ぼんやりとしたイメージではなく、言語化できるレベルまで具体的に落とし込むことが大切です。
自社ブランドを洗い出す方法について、さらに具体的に知りたい方は「不動産会社のブランディングとは。必要性とメリットを解説!」をご覧ください。 不動産会社のブランディングについて詳しく書いていますが、どの業種にも当てはまる内容になっています。
1-2. ホームページのビジュアルやデザインに落とし込む
自社ブランドの見直しができたら、ホームページのビジュアルやデザインに、自社ブランドの強みやユーザから抱いてほしいイメージを落とし込んでいきます。 具体的にどのような手順で行うのか、順番にみていきましょう。
1-2-1. VI(ビジュアルアイデンティティ)を定める
まずは、自社ブランドを可視化したVI(ビジュアルアイデンティティ)を確立させます。 VIとは、シンボルマークやロゴデザイン・ブランドカラーなど、ブランドを象徴するデザイン要素すべてのことです。 商品やサービスの価値・自社の理念などを可視化し、ユーザに伝わるようなVIにしなければなりません。
ホームページを強化するために、VIが最適であるか見直しを行いましょう。 ロゴやパッケージなど、大きな変更が必要になる場合もあります。
大切なことは、ユーザが自社ブランドへどのようなイメージを抱いてほしいのかを定めることです。
例えば、ハイブランドなイメージを抱いてほしいのに、ポップな印象のロゴを使用していては、ユーザに求めるイメージと実際に抱くイメージに乖離が生まれます。 また、配色もユーザの印象に大きな影響を与えます。
現在のロゴやパッケージなどが、ユーザに抱いてほしいイメージとかけ離れていないのか見直しを行いましょう。 定めたVIをホームページのメインカラーやイメージカラーとして使用します。
1-2-2. ホームページで表現するコンセプトを定める
自社ブランドをホームページでどのように表現するのか、コンセプトを定めましょう。 コンセプトを決めることで、ホームページ全体の方向性が定まり、コンテンツの方向性がそろえられます。 そのため、ユーザに伝わるホームページの完成につながるでしょう。
コンセプトを決めるときは、ユーザが自社ブランドへ抱いてほしいイメージをふまえ、ホームページに訪れたことでどのような気持ちになってほしいかを洗い出します。
この際、「5W1H」で考えることがおすすめです。 「5W1H」は6つの要素である、「What」「Why」「Who」「When」「Where」「How」を指します。
- What(何を):ユーザがホームページで何をしたいのか(目的)
- Why(なぜ):ホームページがユーザにどのような価値を与えられるのか(意義)
- Who(誰が):どんなユーザなのか(ユーザ像を具体的に設定)
- When(いつ):ユーザがいつホームページを利用するのか
- Where(どこで):どこでホームページを閲覧するのか、どのデバイスを使用するのか
- How(どうやって):どのような経路でユーザがホームページを訪れるのか
5W1Hを設定したら、ホームページ全体のコンセプトをシンプルにまとめていきましょう。
1-2-3. ホームページのデザインをリニューアルする
定めたコンセプトをもとに、ホームページをリニューアルします。
ブランドイメージを刷新したい場合、ホームページ全体の配色やデザインを改めて設定したVIに統一します。 デザインテイストの異なるページが残っているとブランドのイメージが散漫になり、印象づけにくくなります。
また、Webデザインにはトレンドがあり、トレンドに合わせた伝え方となるようにブラッシュアップしましょう。
リニューアルを行う際の具体的な手順について詳しく知りたい方は「【いつするべき?】ホームページリニューアルの進め方と適切なタイミング」をご覧ください。
1-3. 自社ブランドの訴求につながるコンテンツを盛り込む
ホームページの強化には、デザインだけではなくコンテンツも非常に大切です。 Webブランディングにつながるコンテンツを盛り込んでいきましょう。
コンテンツを考える際、重要なことはユーザのニーズに合ったものにすることです。 具体的には次のような例が考えられます。
- 自社ブランドのアピールにつながる統計データや利用体験ブログ
- インフルエンサーやタレントを活用した自社ブランドの紹介
- FAQやチャットボットなど、ユーザの疑問を解決するコンテンツ など
ユーザにとって価値がある情報を発信するコンテンツは、ホームページの訪問者を増やし、自社ブランドのファンを作ることにつながります。 会社の理念や自社ブランドのストーリー、商品やサービスに対する思いをユーザに伝えられるため、ブランディング強化に大きく貢献するでしょう。
しかし、ただコンテンツを増やせばよいのではありません。 ユーザのニーズに沿わないコンテンツは盛り込まないようにしましょう。 常に「なぜそれを行うのか?」を頭に置きながら、どのようなコンテンツを設置するのか考えてください。
2. まとめ
Webブランディングは、会社や商品・サービスに対する認知度の向上だけではなく、信頼感や共感を得てもらえるような価値を高めることにもつながります。 ポイントを押さえた強化を行うことで、ホームページをさらに有益なものにできるでしょう。
しかし、ブランディング効果を高めるホームページ運用は簡単ではありません。
「どのような方法で行えばよいのかわからない」
「問題はありそうだが、具体的な課題が見いだせていない」
このような悩みを抱えている方は、ぜひ一度「サービシンク」へご相談ください。Web制作のプロが無料でご相談をお受けします。
ホームページのリニューアルの進め方など、どのような疑問にもお答えします。 ホームページに関する問題は「無料相談・サイト診断」へお気軽にお問い合わせください。
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