【安くしたい!】ホームページ制作に維持費が発生する理由と費用相場
「ホームページの維持費はなぜかかるの?」
「運用までお願いした場合の見積価格は高いの?安いの?」
とお悩みのWeb担当者もいらっしゃるでしょう。
ホームページ制作後も、運用に携わる人の人件費やサーバー代がかかり、またそれらを利用し続けるための維持費が発生します。
そこで本記事では、ホームページ制作に維持費が発生する理由や内訳と費用相場をわかりやすくまとめました。 維持費を安く抑えるコツと注意点も解説しますので、どれほど費用をかけるべきか納得したうえでホームページに投資しましょう!
 
目次
1. ホームページ制作に維持費が発生する理由
ホームページを作成した後は、Webサイトやシステムを公開し続け、Webサービスの状態を向上するための維持費がかかります。
「維持費」と聞くと、「できるだけ抑えて費用負担を減らしたい」と考えるかもしれません。 しかし、ホームページの維持費は大切な「投資」としての側面も持っているため、慎重に検討する必要があります。
ホームページの維持費は、家や店舗のメンテナンス費に例えられます。
大きくて立派な建物でも、しっかりと手入れがされていないと魅力が半減します。居住者が不便を感じたり、訪問者に不安・不信感を感じられてしまうこともあるでしょう。
そうならないために費用をかけて建物の安全性を維持し、店舗であれば集客施策を施して、資産価値を維持・向上させると思います。
ホームページも同様で、制作費用に加えて維持費を支払うことで、品質や安全性を維持したりアクセス向上や商品・サービスの購入を促すことが必要です。
ホームページ制作費用の相場を知りたい方は、「【一覧表付】ホームページ制作費用の相場チェック!内訳一覧と計算方法を解説」をご覧ください。
2. ホームページ制作後の維持費の内訳と相場
ホームページ制作後の維持費は、ホームページの規模や目的によって異なります。 維持費にどれほど費用をかけるべきか検討するにあたり、内訳と相場を知っておくことは大切です。
ホームページの維持費は、大きく「保守」と「運用」に分けられます。 ここでは、それぞれの内訳と費用相場を解説します。
2-1. ホームページの保守にかかる費用
ホームページの「保守」とは、Webサイトやシステムを問題なく使い続けられるようにすることです。 ここでは、主な6つの項目をご紹介します。
2-1-1. レンタルサーバー費用
ホームページを家に例えるなら、レンタルサーバーは「土地」に該当します。
土地がないと家を建てられないように、ホームページを維持するのにレンタルサーバー費用は確実に発生する費用の一つです。無料のレンタルサーバーもありますが、広告が入るため企業には向いていません。
レンタルサーバー費用の目安は以下のとおりです。
【エックスサーバー】
- スタンダード:990円~
- プレミアム:1,980円~
- ビジネス:3,960円~
【GMOクラウド】
- ミニ:1,027円~
- レギュラー:1,551円~
- プロ:2,598円~
レンタルサーバーの月額利用料金は、契約期間・機能・性能により異なるため、各プランの詳細を比較して選びましょう。
2-1-2. ドメイン費用
ドメインは、インターネット上の「住所」のことです。
例えば、私たちサービシンクのホームページの場合「servithink.co.jp」がドメインにあたります。 企業のホームページを作成する際は、会社名や商品名を独自ドメインとして取得するのが一般的です。
URLの右側にある「.co.jp」「.com」などをトップレベルドメイン(TLD)と呼び、種類によって取得費用と更新費用は異なります。 以下に、「お名前.com」でドメインを取得する場合の費用目安をまとめます。
ドメイン | 登録費用 | 更新費用(年間) |
---|---|---|
.com | 0円~ | 1,287円~ |
.net | 0円~ | 1,507円~ |
.jp | 330円~ | 3,091円~ |
.cp.jp | 4,060円~ | 4,125円~ |
なお、レンタルサーバーと一緒に申し込むことでドメイン登録・更新費用が無料になるケースもあるため、各社の特典内容を確認するとよいでしょう。
2-1-3. SSL費用
SSLとは「Secure Sockets Layer」の略称で、Webサイトを閲覧しているユーザとのやり取り(通信)を暗号化する仕組みのことです。
SSL導入により、個人情報やクレジットカード情報などを悪意ある第三者から保護します。 2018年より、SSL証明書を導入していないWebサイトは「保護されていない通信」として警告されるようになったため、ユーザの離脱を防ぐためにもSSL費用は必須項目です。
SSL証明書は、主要レンタルサーバーで無料で提供している場合もありますが、より高度なセキュリティを求める場合は有料で取得します。
SSL費用はブランドや認証レベルによって異なりますが、「エックスサーバー」の「オプション独自SSL」を申し込む際の年間使用料を以下にまとめます。
- ドメイン認証SSL:1万5,400円~
- 企業認証SSL:3万3,000円~
- EV SSL:8万3,600円~
- クイックSSLプレミアム:1万3,200円~
- セキュア・サーバID:6万3,800円~
2-1-4. 不具合時の対応依頼にかかる費用
ホームページを運営していると、さまざまな不具合が発生するものです。
不具合時の対応を業者に依頼する際に、作業時間やページ数に応じて数千~数万円の費用がかかると考えられます。または、ホームページ制作会社と保守契約を結び、月額料金を支払うことで対応してもらえる場合もあります。
不具合でよくある事例は以下のとおりです。
- ホームページが突然表示されなくなった
- 警告やエラーメッセージが出る
- デザインが崩れた
- 文字化けしている
- お問い合わせフォームが送信されない
ホームページの不具合は、機会損失や企業イメージの低下にもつながるため、迅速に対応する必要があります。
2-1-5. セキュリティ対策費用
ホームページの維持費には、セキュリティ対策にかかる費用も発生します。
セキュリティ対策が不十分なことで、情報漏洩・サイト改ざんなど、サイバー攻撃の被害にあう可能性が高まります。 重要な顧客情報や個人情報を保護するために、最新のセキュリティ対策を施すことはすべての企業にとって必要不可欠です。
ウイルス対策ソフト・ファイアウォール・ログ監視など、導入できるセキュリティ対策は幅広く、ホームページの目的に応じて適切な対策を講じる必要があります。
既存のセキュリティ対策を見直すために、ホームページ制作会社に「セキュリティ診断」を依頼するのもよいでしょう。
サービシンクでも「Webセキュリティ対策サービス」を提供しています。
2-1-6. システムの更新・管理費用
ホームページに導入しているシステムの保守も必要です。
例えば、WordPressなどのCMSは定期的にアップデートが配信されます。 基本的にはボタン一つで簡単に更新できますが、アップデートが原因でホームページの表示が崩れるなどトラブルが生じることもあるため注意が必要です。
アップデートが原因で発生したトラブルを修正するには専門知識を必要とするため、自社に対応できるWeb担当者がいない場合は、システムの更新・管理をホームページ制作会社に依頼するのが一般的です。
2-2. ホームページの運用にかかる費用
ホームページの「運用」とは、Webサイトやシステムが事業における役割や目的を果たすために、提供価値の向上に必要な施策を行うことです。 ここでは、主な4つの項目をご紹介します。
2-2-1. コンテンツの更新費用
ホームページ制作後は、コンテンツの修正・追加・変更などの作業が発生します。 古い情報を放置していては、ユーザによい印象を与えられません。
更新費用は制作会社によりますが、1ページあたり数千~数万円が相場です。 コンテンツの更新は自社でできる場合もありますが、専門業者に依頼することでクオリティの高いコンテンツを継続的に投稿できるようになります。
2-2-2. SEO対策を施すための費用
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略称で、特定のキーワードで検索した際に自社サイトが上位表示されるための施策のことです。
SEO対策には検索順位を上げたいホームページに、関連度の高いホームページのリンクを貼る「外部施策」と、既存ホームページの質を向上させる「内部施策」があります。
SEO対策を外注する場合の料金形態は、主に以下の2つです。
- 成果報酬型
キーワードが上位表示されると料金が請求されるタイプです。 キーワードの単価は高く、上位表示されると請求金額が高額になることも。
- 月額固定型
月額料金を支払い、コンサルティングを受けながら上位表示を目指します。 サポートは厚いものの、キーワードの上位表示が保証されるわけではありません。
2-2-3. 広告費
ホームページの運用には、集客や売上アップのための広告費も含まれます。 ホームページの集客方法には以下のようなものがあります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- SNS運用
- Webメディア出稿
リスティング広告やディスプレイ広告をWeb広告代理店に外注する場合、広告費の20%ほどが手数料として請求されるのが一般的です。
広告を含む、ホームページの集客方法については「ホームページの集客力で差をつける!16の方法と手段を選ぶ際のポイント」でも紹介をしていますので、ぜひご覧ください。
2-2-4. ホームページのリニューアル費用
ホームページの維持費には、リニューアル費用も含まれます。
ホームページを作成してから3年も経つと、「デザインが古臭くなった」「機能が古くてユーザビリティが悪い」「セキュリティが不十分」などの理由でリニューアルが必要になります。
リニューアル費用は、ホームページの規模やリニューアルの目的によってさまざまです。 小規模サイトであれば数十万円、大規模で自由度の高いリニューアルは数百~数千万円かかる場合もあります。
リニューアルの詳しい費用相場と検討すべきタイミングを知りたい方は、「【失敗しない!】ホームページリニューアルの目的を明確にすべき理由と効果」をご覧ください。
3. ホームページ制作後の維持費を安く抑えるコツ・注意点
ホームページ維持費の内訳は幅広く、ニーズに応じてかかる費用は大きく異なります。 「年に数回程度の更新頻度」「ブログかSNSが主な情報発信」などの場合、ホームページの維持費を最小限に抑えたいと思うかもしれません。
一方で、「複雑なシステムを導入しているため専門的なサポートが必要」「本格的なマーケティングサポートが欲しい」「更新の時間が取れない」などの理由で、ある程度の維持費がかかっても保守運用は外注したいと考えるケースもあるでしょう。
ホームページの維持費は安ければよいわけではなく、目的に応じて適正な費用をかけるべきです。 その前提の上でホームページ制作後の維持費を安く抑えるコツ・注意点を解説します。
3-1. サーバーとドメインは自社で管理する
サーバーとドメインは、ホームページを維持するために最低限必要な項目です。 サーバーとドメインの管理もまとめて外注するなら、維持費は高くなると考えられます。
そこで、サーバーとドメインの契約および更新手続きや支払いなどの管理も自社で行うことで、維持費を節約できます。ただし、「うっかりして更新手続きを忘れてしまった」場合は、契約終了とともにホームページが表示されなくなるため注意が必要です。
サーバー・ドメインの管理をきちんと行える体制を整えるのが難しい場合は、多少の維持費が上乗せされたとしても外注しておいた方が安心でしょう。
3-2. 維持費無料の制作会社には注意
「維持費無料」を謳うホームページ制作会社は、一見お得に感じられますが注意が必要です。
維持費無料の制作会社に、サーバートラブルなど不具合が発生した際の迅速なサポートは期待できません。 対応を依頼できたとしても、高額な追加費用が必要になったり時間がかかったりして、結果として割高になる可能性もあります。
維持費がかからないということは、セキュリティ面でも不安が生じます。 ホームページの安全な運用にはセキュリティ対策が不可欠です。
情報漏洩やサイト改ざんなどの被害を受けると、ユーザからの信頼を失うことになります。 2022年には情報流出事案の公表義務化も決定しており、違反業者は最大1億円の罰金が科せられることになっている点にも注意しましょう。
3-3. コンテンツの更新・修正を自社で行う
ホームページの維持費を抑えるために、コンテンツの更新・修正を自社で行えるか検討できるかもしれません。
テキストや写真の追加・修正を容易にするCMSを導入している場合、社内のWeb担当者に作業を一任できるでしょう。 ブログやお役立ち情報の記事作成を社内スタッフに依頼することで、維持費の節約につながるケースもあります。
ただし、継続的にコンテンツを追加するにはアイディアや労力が必要で、担当を任された社内スタッフに負担がかかることも。 本格的な集客施策を必要とする場合は、SEO対策の知識を持つ専門業者に記事作成を依頼するのが最適です。
4. サービシンクならオーダーメイドの保守運用で適正な維持費をご提案!
ホームページの維持費にどれほどかけたらよいかわからない場合は、サービシンクにご相談ください。
サービシンクは、幅広い保守運用に対応し、多くの著名企業様のWeb保守運用の実績もあるホームページ制作会社です。
(サービシンクの保守運用サービスはこちらをご覧ください。)
ホームページの目的・ターゲットユーザのボリューム・使用しているシステムなど、さまざまな要素によって維持費は異なります。 サービシンクは、貴社ホームページが本当に必要とする項目をピックアップし、ご予算や日程などの都合を考慮したオーダーメイドの保守運用をご提案いたします。
サービシンクは、本記事でご紹介したすべての保守運用に対応可能です。 「月額○○万円で対応してほしい」「3ヵ月限定で対応してほしい」「月10時間分のリソースを確保してほしい」など、貴社の要望にも柔軟にお応えいたします。
自社ホームページの維持費および保守運用の見直しを検討している方は、サービシンクの「無料相談・サイト診断」にてぜひお気軽にご相談ください。
5. まとめ
ホームページ制作にかかる維持費の内訳と費用相場をまとめました。 維持費は大きく「保守」「運用」に分けられ、内訳は以下のとおりです。
【保守にかかる費用】
- レンタルサーバー費用
- ドメイン費用
- SSL費用
- 不具合時の対応依頼にかかる費用
- セキュリティ対策費用
- システムの更新・管理費用
【運用にかかる費用】
- コンテンツの更新費用
- SEO対策を施すための費用
- 広告費
- ホームページのリニューアル費用
ホームページは、定期的なメンテナンスにより資産価値を維持・向上できる「家」のようなもの。 維持費は「投資」の側面も持っているため、適正なコストをかけることで費用対効果が期待できます。
「自社ホームページの維持費にいくらかけたらよいかわからない」方は、ホームページ制作のプランニングから保守運用・改善検証までトータルサポートが可能なサービシンクまで、お気軽にお問い合わせください!
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